【U18日清食品トップリーグ2025 男子】帝京長岡高等学校 77ー69 東山高等学校(11月16日/国立代々木競技場第二体育館)
東山高等学校(京都)の高校3年生PGの佐藤凪が、フェイントからのノールックパスでゴールを演出。華麗なプレーに、解説を務めた人気YouTuberも感嘆している。
互いに一歩も譲らない展開で試合が進む中、2点リードで迎えた第3クォーターの序盤、キャプテンがアイディアあふれるプレーを繰り出す。
東山が相手陣内でパスを繋ぎ、ボールは高校2年生Cのウェトゥ・ブワシャ・エノックから高校1年生SGの佐藤久遠を経由し、キャプテンの佐藤凪のもとへ。弟からのボールを受けた背番号5は、フェイントを入れて相手1人をかわし、右サイドを見ながら左前にいた高校2年生SFの鈴木勇功へパス。相手守備の意表を突き、バウンドをうまく利用したパスを完璧に通して得点を演出した。
実況・柳下圭佑氏が「フェイントから素晴らしいパスが通った。今のノールックパス」と伝えると、解説・ともやん氏は「おぉ、うまっ」と感嘆の声を漏らし、「やっぱりよく見えていますね。完全に相手は翻弄されていますよね。しっかりと一個一個細かくずらしながらフリーを演出していますよね」と、アシスト王のお膳立てを称賛した。
ファンもSNS上で反応。「ノールックパスは憧れと話す河村勇輝を彷彿させます」「佐藤凪くんは本当にすごかった、佐藤凪してた…」「鮮やか」とコメントしている。
華麗なプレーを披露した佐藤凪は、コートに立ち続け、38分35秒プレー。味方のチャンスを演出しながら、両チーム最多の23ポイントを記録し、圧倒的な力を見せた。暫定首位だったチームは惜しくも敗れたことで、優勝は福岡大学附属大濠高等学校(福岡)に譲る形となった。
なお、佐藤凪は、漫画『SLAM DUNK』の作者・井上雄彦氏が設立した奨学金制度「スラムダンク奨学生」に選出。2026年に渡米予定で、かつては渡邊雄太(千葉ジェッツ)も在籍していたセントトーマスモアスクールに入校し、文武両道をしながら大学進学に向けた準備を進めるようだ。
(ABEMA/U18日清食品トップリーグ2025)





