【WWE】RAW(11月10日/日本時間11日/マサチューセッツ・ボストン)
最近、覚醒を感じさせる元チアリーダーの美人レスラーが、王座挑戦が発表された直後に舞台裏で不意打ちのグーパン被害。まさかの出来事に会場が騒然となり「可哀想」「ひでえ」「治安悪すぎる」などの声が上がった。
マキシン・デュプリと現女子インターコンチネンタル王者・ベッキー・リンチによるバックステージでのひと悶着が、ファンの熱気を大きく高めた。
王座の次期挑戦者としてマキシンが正式に指名され、バックステージでは「RAW」の代表アダム・ピアースが「修行はどうだ? ベッキーと戦う準備は?」と問いかける。マキシンも「修行は順調だけど準備ができているかどうか」と謙虚なコメントを返した。しかし、彼女は最近の非タイトル戦でベッキーにカウントアウト勝ちとDQ勝ちで2連勝を収めており、急成長を見せている。11月17日のMSG(マジソン・スクエア・ガーデン)での「RAW」でタイトル戦が決定した。
10月20日のアップセットをきっかけに王座挑戦権を獲得し、「新世代の野心 vs ベテランのプライド」という構図が完成。マキシンはこれまで戸澤陽らとの“陽キャ”ユニット「アルファ・アカデミー」のマネージャーとしてコミカルに振る舞ってきたが、ここへ来て元チアリーダーの恵まれたフィジカルと身体能力が覚醒。「ひょっとしてチャンピオンになれるかも?」という空気が漂い始めている。
会場もマキシンを後押しするムード。アダムGMも「運がなくても勝てるぞ」と“マキシンちゃん贔屓”を隠さない雰囲気だが、ここでどこに潜んでいたのか王者ベッキー・リンチが影からぬるっと登場。強烈なカウンター気味の右ストレートを炸裂させ、「お前じゃ無理だ」と捨て台詞。いつもはニコニコのマキシンが、この瞬間ばかりは鋭い表情を見せた。
この襲撃シーンにファンも騒然。「可哀想」「ひでえパンチ」「治安悪すぎ」「ベッキーパイセン容赦ねえ」と常套句が飛び交い、「マキシン頑張って!」「ベルト取りそう?」と早くも応援ムードが広がる。
なかには「戸澤さんはベッキーのパンチでノックアウトされたのに」と痛烈な指摘も。数カ月前の「RAW」で、戸澤陽がベッキーの“グーパン”に一撃KOされたという抗争の原点を蒸し返す声も。しかし、この日のマキシンはアゴに強烈なストレートをカウンターで喰らったにも関わらず、鬼の形相。そんなタフさも、彼女の進化を感じさせるひと幕だった。(ABEMA/WWE『RAW』)
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