大分・佐賀関を襲った大規模火災。そのすさまじい火災からの避難で、なぜ、多くの命が助かったのでしょうか。
【画像】近所で“普段通り”の支え合い・福祉施設の職員“ピストン輸送”命を救った避難行動
身を寄せ合いながら、火の手から逃れる人たち。
足が悪い女性。1人で避難するのは、困難な状況でした。それを助けた女性2人。19日、避難所で、当時の状況を聞くことができました。
佐藤康子さん(83)
「自宅にいたけれど、足が弱いし、手も悪い。『避難場所に行った方がいい』と消防の人たちが言うから、行こうかと。(Q.1人で逃げる様子はなかった)無理無理、あの状況じゃ。ホースがいっぱい敷かれていて、引っかかるから2人で連れていった」
戎五月さん(66)
「(Q.近所のつながりが災害時に生きた)確かに気まずい人もいるけど、こんなもんよ、たいがい。特別ということはない、普段通り。誰かボケてたら、皆で笑いながら起こす。そんなもんよ」