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【映像】場内が静寂に包まれる異例の“名シーン”始球式

SVリーグ】東京グレートベアーズ 0ー3 ウルフドッグス名古屋(11月13日・男子第4節)

【映像】場内が静寂に包まれる異例の“名シーン”始球式

 男子バレーの始球式に登場した声優・宮野真守が人気アニメ『ハイキュー!!』に登場する高校生No.1セッターの名シーンを再現してみせた。場内から大きな拍手が巻き起こる中、まるで指揮者のように拳を握ってその“音”を止め、静寂の中で始球式が行われた。

 大同生命SVリーグ男子の第4節、東京グレートベアーズはウルフドッグス名古屋と対戦。平日夜の開催にも関わらず、TOYOTA ARENA TOKYOに8000人を超える観客が詰めかけた注目の一戦の試合前、アリーナには異様な光景が広がった。

 始球式に登場した声優の宮野は、アニメ『ハイキュー!!』で人気を博す稲荷崎高校のセッター・宮侑(みや・あつむ)の名台詞を披露。「俺のセットで打てへんやつはただのポンコツや」とキメ顔で発すると、場内は大きな歓声が上がった。

 その後、コートに移動して始球式へ。ただし、通常のサーブではなく、なんとトスを上げるセッター役を務めたのだ。注目は、直前の場面だ。

 まずは場内を拍手で煽ると、左手を伸ばして、まるで指揮者のような手振りで響き渡る“音”を止めて見せたのだ。これは、宮侑のサーブ前の恒例のシーンで知られるルーティーンだ。本来は、高校のブラスバンドの演奏が響く中、これを宮侑が指揮者のように制して止め、静寂に包まれる中でジャンプサーブを放つ、という場面。今回、宮野はそれをコート中央のセッターとして、オリジナルに倣うとファン垂涎のシーンを再現してみせた。

 場内が無音となる異様な光景の中、宮野が自らボールを上げてトスをすると、思ったようにいかなかったのか「あっ!」と焦り声を上げたものの、そこはさすがルチアーノ・ヴィセンティン。宮野のトスを難なく相手コートに突き刺し、無事に始球式を成功させた。安心したのか、宮野はルチアーノに抱きつき、大きな歓喜の表情を見せていた。

 この一連の場面にはファンもリアクション。SNSでは「始球式で決めポーズもしてくださって豪華すぎました」「拍手をピタって止めるやつはハイキュー観てないとわかんないよねぇ」「よかったー!みたいにルチに抱きついてるの可愛すぎた」といった声が寄せられ、宮野が務めた始球式に興奮している様子だった。

 なお、試合はホームチームが0―3で敗れ、前節からの連勝を飾ることはできなかった。
ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)