中国北部・内モンゴル自治区で、毎年恒例のラクダの大移動が始まった。
遊牧民たちはラクダの足跡や糞をたよりに、片道200kmにも及ぶ距離を通常4往復して、各地へ散らばったラクダを連れ戻す。
夏の間、砂漠に放牧された約2000頭のラクダは、自由に草を食べながら過ごす。冬が近づくと、ラクダは遊牧民たちによって囲いがある場所に移され、エサを与えて育てられる。
こうすることで、ラクダを厳しい天候から守ることができると同時に、砂漠の牧草地を回復させるための時間を確保できる。
伝統的な放牧方法により、この地域では健康で丈夫なラクダが育ち、高品質なラクダミルクやラクダの毛を生産することができている。(『ABEMA NEWS』より)
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