箱根を沸かせた男が、今度は“声”で大舞台に帰ってきた。 11月22日、東京・町田GIONスタジアムで行われた「コラントッテpresents MARCH対抗戦2025」に元青山学院大学主将で、今春FBC福井放送に入社した田中悠登アナウンサーが登場した。
かつてチームを箱根駅伝総合優勝・2連覇に導いた精神的支柱も、この日ばかりは様子が違った。 オープニングで恩師・原晋監督の隣に並んだ田中アナ。ユニフォームをスーツに着替え、マイクを握るその表情はカチコチだ。
「緊張で口パッサパサです(笑)」
思わず苦笑いで漏らした本音に、原監督も頬を緩める。箱根のプレッシャーを跳ね除けてきた元主将でも、実況デビューの重圧は別物の様子だ。
アナウンサー職志望の理由は、大学時代にある。「箱根駅伝でアナウンサーの実況に背中を押された経験があり、伴走者のように寄り添えるアナウンサーになりたい」。その夢への第一歩として、田中アナはこの日、第3組の実況担当として放送席に座る。
オープニングで登場するやいなや、ABEMAの視聴者は大興奮。「田中アナ!」「いい声やな」「声がいい!」「イケメン」と様々な反響が寄せられていた。
同大会は明大、青学大、立大、中大、法大の5大学が1万メートルの合計タイムを争う対抗戦。田中アナは、第3組の実況を担当する。
(ABEMA/MARCH対抗戦より)


