総理としては発言にも気をつけていたそうで、「少数与党だから、いろいろなテーマごとに『これは立憲さんと一緒にやりましょう』『これは維新さんとやりましょう』とか、たびたびに相手が違うわけだ。どうやってその党とうまくやるかと、いう言い方はよくないか。野党はいっぱいあるわけで、『なんでうちと組んでくれないの?』とか、野党の中で全然違うわけで。自民党の中だって、『なんであそこと組むんだ』みたいな話があって。それはもう大変。過半数を持っていれば、なんだかんだ言われても、最後は多数決なんだけど、過半数を持っていないじゃないですか。賛同してくださる野党の方にしても、それは支持者が後ろにいっぱいいるわけだから、そういう支持者の人たちが、これは自民党と組むのもこういうわけなんだねと納得してもらわないと組めない。『石破さんの言っていることはわかりにくい』『まどろこしい』『石破構文』とかいろいろ言われるけど、それを納得してもらわないとどうにもならない、法律は一本も通らない」と振り返った。
石破前総理のコメントを聞いて、青山氏は「やっぱり衆議院で過半数割れをしたことで、野党との交渉をしていかないといけないという立場になった。それまで自民党は過半数を持っていたわけだから。そこから石破政権は非常に難しくなったし、石破カラーも出しにくくなったというのが、結局最後まで尾を引いたと思う」との見方を示した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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