国民民主・足立康史議員
【映像】「協議“は”いたします」からの議場爆笑(実際の映像)
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 25日の参議院総務委員会で、元日本維新の会で、現在国民民主党の足立康史議員が、古巣・維新が提案する副首都構想が“特別区を設置しないといけない”となっている問題について切り込んだ。

【映像】「協議“は”いたします」からの議場爆笑(実際の映像)

 質問に立った足立議員は「日本維新の会が副首都構想を言っていて、日本で首都のバックアップをする副首都は特別区を設置しないといけないんだと。大臣これ見てますかね、特別区を設置していないといけないという案を出しているんですね。特別区ってなんだという議論、あるいは首都ってなんだという議論さえまだ十分にできていない中で、全く違う首都機能の話と、特別区というものをダイレクトに結び付けて、これを要件として、来年の通常国会には自民と維新の会で国会で成立させるという連立合意までやっている、驚きました」と指摘。そのうえで、「大臣、これそもそも特別区を設置するということと、首都機能とは、関係あるんですか?」と質問した。

 林芳正総務大臣は「維新が出されている案と、それが連立の政権合意に反映されているということは承知をしていますが、この案がどうしてこうなっているのかというのは、私から説明をする立場というか能力がございません。この統治機構改革というのが連立政権合意書に掲げられておりますが、現在自民党と日本維新の会、協議体ができましてそこで検討が行われているところでございますので、政府としてはこの与党内の議論を見守りたい」と答えた。

 これに足立議員は「今、林総務大臣が、“私の能力をもってしてもなぜつながっているか説明できない”と。私、いま高市内閣のなかで林大臣の能力はピカいちだと思ってまして、林大臣の能力をもってしてもつながらないというのは大変課題が多いと思う」と指摘。能力がピカいちと言われた林大臣は苦笑しながら首を横にふった。

 足立議員は続けて「委員長、これ林大臣に聞くのかわいそうだと思う。日本維新の会の関係者に、議事録が残るこういう場で議論すべきだと思うので、政府は要らないから、委員間の自由討議を近々この総務委員会で設定してやりたいと思いますが、ご検討いただけますか?」と、維新の議員と直接討論できる場の設定を要求。

 立憲民主党の吉川沙織委員長は、「ただ今の足立君のご提案に関しましては、後刻理事会で協議“は”いたします」と、「は」を強調して答えた。

 これに足立議員が「そんなに協議“は”というところを強調しなくてもいいと思うんですが」とボヤくと、議場には爆笑が巻き起こり、足立議員は「ぜひ前向きにご検討いただきたいと思います」とした。(『ABEMA NEWS』より)

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