「毎日を大切に」殺人事件で娘を失った母が思い語る 都内で学生らに講演 速報 2025/11/26 08:30 拡大する 「犯罪被害者週間」が25日から始まったのに合わせ、殺人事件で家族を亡くした遺族が東京都内で学生に向けて講演を行いました。 東京・新宿区の中央大学市ヶ谷田町キャンパスでは、事件で子どもや親を亡くすなどした被害者遺族らへの理解を深めてもらうための講演が開かれました。 10年前に当時高校3年生だった娘の加奈さんを殺害された岩瀬裕見子さんが、120人ほどの学生らに自らの思いを語りました。「被害者や被害者遺族は元被害者遺族には戻れません。一生、死ぬまで被害者遺族として生きていかなくてはなりません。心を殺された人は一生、その傷が治ることはありません。でも生きていればそれを小さくすることはできる。自分自身の命を大切にすることは他人の命も大切にすることだと思います。私も加奈に会える日まで毎日を大切に生きてきたよと報告できるように毎日を大切に生きていきたい」(岩瀬裕見子さん) 続きを読む