中国の四川省で、サッカーJ1のサンフレッチェ広島が中国のチームと対戦しました。試合会場周辺には多数の警察官らが配備され、厳戒態勢の中、試合は行われました。
日中関係が緊張する中、四川省成都で25日に行われた「アジア・チャンピオンズリーグ・エリート」のサンフレッチェ広島と成都蓉城の試合の会場周辺では、開始前から多数の警察官らが動員され厳戒態勢が敷かれました。
「成都が勝つ」「今日は勝てればいい。過程は重要じゃない」(試合前の中国チームのサポーター 以下同)
「緊張している」「よくわからないけど、国の情勢はちょっと複雑ですよね」
今回の試合をめぐっては関係者から事前に、成都蓉城のファンに向けてショートメッセージや電話で「過激な言動」を控えるよう呼びかけられるなど、中国国内でも冷静な対応を求める動きが見られました。
試合結果は1対1の引き分けとなりましたが、特に大きなトラブルなどは確認されませんでした。今回、サンフレッチェ広島のサポーターは、安全上の観点から専用のバスで試合会場への出入りをすることが義務付けられました。
試合後、サンフレッチェ広島のサポーターの男性は「日本でのアウェーの試合と同じような雰囲気で、安全面で特に気になったことはなかった。対戦相手のチームのスタッフが安全面に非常に配慮してくれたように感じる」と語りました。(ANNニュース)
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