国際会議でウナギの取引規制をめぐる提案が27日に採決されます。日本で安く販売されているアメリカウナギも対象で、現地の漁業関係者からは懸念の声が上がっています。
アメリカ有数のウナギの生息地、北東部のメイン州です。この川で春になると、多くのウナギの稚魚が獲れるということです。
アメリカウナギの稚魚の多くは、アメリカや中米から中国に輸出され養殖・加工された後、日本のスーパーなどで安く販売されています。国際会議で取引の規制が議論されることについて、アメリカの産地では懸念の声が上がっています。
「ここ数年、かなり厳しくなったのに、これ以上規制されたら商売あがったりだ」(ウナギ漁師)
一方で、輸出せず、アメリカ国内に出荷する動きも出ています。
「アメリカでとれた稚魚はいったん海外の養殖場に送られ、またこちらに輸入されていた。それなら地元で育てればいいと考えた」(ウナギ養殖業者)
アメリカウナギの輸出が減った場合、日本でウナギが値上がりする可能性もあります。(ANNニュース)
この記事の画像一覧
