子育て世帯はモヤモヤしてしまう、飲み会代金は経費になるのに、保育料は経費とみなされない問題。その背景には、保育料が家事費、いわゆるプライベートな支出としてみなされることに起因しているという。では海外の育児費用優遇策はどうなのか。ニュース番組『わたしとニュース』では東京大学-IncluDE准教授の中野円佳氏とともに考えた。
海外では、子どもの育児経費として様々な税金の優遇があるという。アメリカの場合は税額控除で、費用の一部を税金から差し引ける(年間3,000ドルまで、複数の子どもの場合は最大6,000ドル)。ただし、一般的に保育料が高い。一方、カナダの場合は必要経費として控除される(状況に応じ、年間5,000ドル〜11,000ドル)。