「これまでの準備が一気に無駄になって…」

 第4ラウンドのチームユニットバトルがスタートした。キムウンチャンAチームは、Official髭男dismの「Universe」を選曲。ボーカルのイ・ウヨン(19歳)は、中間テストで「最初の歌声が全部曖昧。歌詞を忘れているのかと思った」と、審査員から厳しい指摘を受けてしまう。これを受けてウヨンは筋力トレーニングを重ね、高音パートを猛練習。リハーサルではステージを楽しむ余裕までも見せ準備万端の様子で、「僕のボーカルの力量を見せたい」と意気込んだ。

 純白のセーラー衣装で本番のステージに現れ、爽やかな歌声を響かせていくウヨン。終盤まで順調に演奏は進んでいくが、突如ウヨンが重要な高音パートを歌い逃し、その後も音を外してしまう。「えっ?」「どうする?」と目を丸くする参加者たち。審査員も思わずペンを止め、怪訝な顔を浮かべた。

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 演奏後、審査員のジョン・ヨンファは「この曲の選択は間違っていたかもしれない。ボーカルの力を必要とするから」とこぼし、ウヨンに「サビの高音パートで諦めたところもありましたね。最初のサビのときに『このままだと最後まで歌いきれないかも』と思いましたが、実際そうでした」と辛辣なコメント。参加者たちも「ボーカルが残念だった」「喉の調子が良くないかも」「しっかりメンタルケアをできるようにサポートしないと」と心配そうな表情だ。

 また審査員のソヌ・ジョンアも「この曲はボーカルの割合が高い曲ですよね。腹筋の運動が正解とは言えませんが、ウヨンさんの力は強くなったと思います。だけど、まだまだ足りない」と厳しい評価。さらに筋力トレーニングが必要な意味を改めてウヨンに説き、「根本的な問題は解決されていないと思います」と伝えた。

 そのほか、ツインドラムというバンドの編成についても厳しい評価が続き、「音楽的に息が合っていたかというとそうではなかった」という声も。参加者からも「酷評続きだね」「これは最悪の評価じゃない?」「悲しいかも」「心が折れてしまう」と同情するような声が飛び出した。

【写真・画像】ヒゲダンの高音に苦労…本番で音を外してしまい「この曲の選択は間違っていた」最悪の評価に号泣 3枚目
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 「泣いちゃダメだよ」とイ・ジャンウォンに声をかけられ、「泣いていません!」と涙を堪えるウヨン。「本当に悔しかったです。僕は本当に思い入れのあるステージでしたが、喉の調子があまりにも良くなくてうまくいきませんでした。これまでの準備が一気に無駄になって、悔しかったです」と肩を落とす。ステージを降りてから悲しさと悔しさが溢れ出してしまい、ウヨンはしゃがみ込んで号泣した。(『STEAL HEART CLUB』/ABEMA K WORLDチャンネル)

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