鈴木農水大臣
【映像】石破総理(当時)の活躍について語る鈴木農水大臣
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 ワシントン条約締約国会議の委員会は27日、二ホンウナギを含む全てのウナギの国際取引を規制するべきとしたEUなどの提案を否決した。賛成35、反対100という大差の否決だったという。

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 この結果を受けて鈴木憲和農林水産大臣は「本提案は国際取引による絶滅のおそれのないニホンウナギが含まれるなど科学的根拠を全く欠いている」としたうえで、「うなぎは私も大好きですから、このうなぎの食文化がこうした科学的根拠に基づかない提案によって何か間違ったことにならないようにすることができたということは農林水産大臣として大変喜ぶべきことだと思っております」と語った。

 ギリギリじゃないか、厳しいのではといった見方もあった中での否決について鈴木大臣は「本当にこれは前の石破政権のときからTICAD(アフリカ開発会議)の場なんかを通じて総理みずから相当各国に働きかけをしていただいた」と、石破総理(当時)によるロビー活動がうまくいったとの認識を示し、「水産庁、外務省、本当に職員の皆さんの頑張りそのものであるというふうに思っております」と政府一丸となって日本の立場を各国に訴え続けた成果だとした。

 ただ、来月5日に行われる全体会議ではきょうの結果が覆される可能性もあり、「引き続き緊張感をもって万全の対応をして欲しい」と述べた。それでも最後には「皆さんもちょっと(否決で)ニュースバリューが下がっちゃったかもしれないけど」と言って報道を笑わせるなど上機嫌だった。(『ABEMA NEWS』より)

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