小泉防衛大臣
【映像】出没相次ぐ 車に迫りくる巨大クマ

 小泉進次郎防衛大臣は28日の会見で、秋田県で行われている自衛隊のクマ捕獲支援活動を予定通り今月末で終了させると発表した。

【映像】出没相次ぐ 車に迫りくる巨大クマ

 小泉大臣は「防衛省自衛隊は秋田県からの要請を受けて11月5日からクマ被害防止のための箱わなの運搬等の活動を行った。防衛省自衛隊の本来任務は国防でありますから、無制限にクマ対策を実施することはできないという前提のもとで、当初から活動期間を11月末までとしておりました。秋田県ともこのような考え方は共有しており、限られた期間で役割を全うすべく、当初から自治体と連携しながら活動を進め、各自治体から示されたニーズにお応えしたことから、漫然と期間を延長することはせず、11月末をもって活動を終了することとした」と話した。

 27日までに秋田県内の11の市町村において、延べ815人の隊員によって箱わなの運搬を137件、駆除後のクマの運搬を9件、駆除後の熊の埋設のための掘削を1件、そしてドローンなどによる情報収集を行ったという。

 小泉大臣は「自衛隊のこうした活動に対しては、秋田県の地元からは感謝の声が上がっている。県からの要請を受けて速やかに活動を開始し、その後も士気高く任務を遂行した隊員には防衛大臣として敬意を表したい」としたうえで、「今後は11月14日に政府としてまとめたパッケージに基づく施策によってクマ対策を実施していくことになると考えております。防衛省自衛隊としては、自衛隊OB等に対する情報提供を通じて狩猟者の確保の観点から協力をしてまいります」と話した。

(『ABEMA NEWS』より)