「改革の会」の衆院議員3人が自民党会派入りすることで合意し、与党は衆議院で233議席とギリギリ過半数に達することになった。衆議院は465議席で過半数は233。参議院では過半数に達していない。
自民党の鈴木俊一幹事長は28日、「今まで以上に安定を持った政権運営ができると思っております。しかしながら、そうは言っても233でありますので、今回の結果いかんに関わらず、今まで通り、変わらずに多くの法案等を確実に前に進めるために、これからも他会派、他党にも丁寧にお話を伺いながら、ご協力をいただけるような、そういうことは今までと何ら変わりなくですね、やってまいりたいと思ってます」と語った。
記者が「3人の中には自民党の現職議員と選挙区競合する方もいるが、与党として選挙区調整は必要とお考えか?」と質問すると、鈴木幹事長は「あくまで院内会派に入っていただくということで、自民党に入党するとかですね、そういう話では一切ない、それはもう全く別物。ましてやそれから先の選挙の調整とかそんなことは全く考えていない」と答えた。
「改革の会」の3人は9月に日本維新の会に離党届を出し、その後、除名処分となっている。
記者から「3人はもともと維新の会に所属していたこともあり、吉村代表は『議員辞職をしてからが筋』とも言っているが、今回の会派入りに対して、維新の方には何か事前に相談なりされたんでしょうか?」と聞かれると鈴木幹事長は「事前に報告はしております」と答えた。続けて「その際、維新からの反応は?」と聞かれたが「特にありませんでした」と答えた。(『ABEMA NEWS』より)
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