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【映像】イケオジ監督が試合後に豹変…実際の様子

SVリーグ】日本製鉄堺ブレイザーズ 0ー3 大阪ブルテオン(11月22日・男子第5節)

【映像】イケオジ監督が試合後に豹変…実際の様子

 勝利後の指揮官の振る舞いが話題だ。男子バレーで、チームがストレート勝ちを収めると、ヘッドコーチが突如、選手と“超攻撃的な”ハイタッチをかわしたのだ。世界各国の代表チームを指揮してきた名将であり、今季から就任して“イケオジ”としても人気を博すフィンランド人新監督の意外すぎる一面に驚きと困惑の声が相次いだ。

  大同生命SVリーグ男子の第5節、大阪ブルテオンは敵地で日本製鉄堺ブレイザーズと対戦。見事に3―0のストレート勝ちを収めた直後、話題の場面が訪れた。

 選手たちがネット越しの相手選手と健闘を称え合う挨拶をかわした後、ベンチで待つトーマス・サムエルボ監督と一人ひとりハイタッチしていく。ここまではよかったのだが、今度は最後尾からベンチメンバーやスタッフとのハイタッチに加わると、なぜか猛烈な勢いで両手を選手に打ち付けていったのだ。ハイタッチというより、もはや両掌で殴りかかるような所作で、しかもハイスピードで次々に選手を“押し込んで”いく。

 そして、最後に待つリベロ・山本智大とは、手をクロスさせる独特なハイタッチをかわした後、熱く抱擁。試合後の興奮を通り越し、もはや“暴走”しているような一幕だった。

 このシーンの映像がSNSに投稿されると、ファンも「蓋開けて見たらコワモテだけど大はしゃぎお茶目おじさんみたいな一面」「池乃めだかが乗り移ったサムエルボ笑」「どうしたサムエルボ」「そんなキャラやったんか」と、困惑気味に驚きの声を寄せた。

 現在49歳のサムエルボ監督は、今季から大阪Bに就任した新指揮官だ。世界各国でプレーし、2005-06シーズンには日本のVリーグでもコートに立った。指導者としては、ポーランドやロシアのクラブを率いただけでなく、フィンランド代表、ロシア代表、カナダ代表の監督も務め、東京2020オリンピックではロシアを銀メダルに導いた名将である。

 自身のみならず、チームスタッフにもジャケット着用を義務付けるなど、コートでの佇まいは紳士的であり、“イケオジ”としても人気を集めてきた中で、この日、突如として意外すぎる一面を披露。ある意味では、大阪Bのチームカラーに馴染んできたのかもしれない。

 今季、チームは9勝1敗と、第5節終了時点で首位に立っている。5月の就任時には球団の公式HPを通して「皆さんと一緒に大きな事を成し遂げるために、私が持っている全て、またそれ以上を注ぎ込む」と意気込んだ指揮官が、その“真骨頂”を見せ始めている。
ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)