米マット最高峰で史上初の“中国人女子王者”が誕生。歓喜の瞬間を捉えた映像に称賛の嵐が巻き起こっている。
日本時間11月26日に行われたWWEの第3勢力「NXT」にて、WWEの提携団体「TNA」のTNA女子世界ノックアウト王座戦が行われた。試合は現王者でNXTに所属するケラーニ・ジョーダンとジョーディン・グレース、そしてTNAに所属するレイ・イン・リーがトリプルスレットマッチで激突した。
試合は3者による激しい攻防が繰り広げられると、終盤にジョーディンがケラーニに必殺技を見舞う。そのままフォールに入るとカウント2.9でリーがスピニングキックをジョーディンの後頭部に見舞ってカットした。
ジョーディンは勢い余って場外へ落ちていくと、リーはダウンしたままのケラーニをカバーしてカウント3を奪取。見事TNA女子世界ノックアウト王座を初戴冠に。暫くNXT所属の選手が巻いていたベルトをTNA所属の選手が取り戻す形となった。
リーは2017年1月に上海で行われたトライアウトに合格してWWEと契約。“ザイア・リー”として2017年7月にデビューを果たすも、大きな活躍は果たせずに昨年11月にTNAへと移籍していた。苦節9年を経て、団体初となる中国人王者となったリーは試合終了のゴングがなると同時に大号泣。ファンからは「本当におめでとう」「努力の結果だ」「米プロレス界の歴史が動いたな」と祝福のコメントが集まった。
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