夫のピンチに嫁が対戦相手の覆面レスラーに禁断の“マスク剥ぎ”攻撃。手段を選ばない夫婦によるルール無用の「共同作業」に、批判の声が相次いだ。
WWE「SmackDown」で行われたタッグ戦、ネイサン・フレイザー&アクシオム組“フラクシオム”と、DIY(ジョニー・ガルガノ&トムマソ・チャンパ)による一戦で起きた暴挙が話題となっている。タッグチームとして名高いDIYだが、リングサイドに駆けつけたガルガノの妻・キャンディス・レラエのとんでもない行動で勝利を収め、大ブーイングを浴びた。
スピーディーな動きと流れるような連携から繰り出されるハイフライが魅力の“フラクシオム”。この日も代わる代わるトペを乱れ撃つなど、エンタメ要素満載の攻撃を連発。戦隊ヒーローを意識したミステリアスなマスクマン、アクシオムにファンも喝采を送る――そんな中で事件が起きる。
アクシオムはチャンパをスーパーキックで蹴散らし、ガルガノを“雪崩式スパニッシュフライ”で一蹴。絶体絶命のピンチを迎えるガルガノだったが、チャンパとフレイザーの攻防でレフェリーの目が離れた隙に、リング下からキャンディスが現れ、アクシオムのマスクをむんずと掴み、そのままリング下へ引きずり落とす勢いで“ポロリ”。素顔を隠したまま動揺するアクシオムを、ガルガノがカバーしてカウント3。あまりにも卑劣な、いわば“漁夫の利”の勝利となった。
WWEのX公式も「これは無礼極まりない」と怒りの投稿を寄せたが、プロレスの反則の中でも最もスリリングな行為の一つである“禁断のマスク剥ぎ”は大きな物議を醸した。「それやっちゃダメだろ…」「ルチャの掟に100%失礼だ!」「自動失格にすべきだ」「リマッチ要求!肩は浮いてた!」「マスク剥ぎはやりすぎだ!」とアクシオムを擁護する声が殺到。その一方で、「簡単に脱げすぎ」「簡単にとれちゃったねw」と、アクシオムの覆面の“ゆるさ”へのツッコミも相次いだ。
卑怯な手口で“ヒーローの仮面”を手にしたキャンディスは、戦利品を片手にご満悦。タオルを被り素顔を隠すアクシオムの痛々しい姿を尻目に、そのマスクを夫のガルガノに手渡すと「息子へのお土産」と厚顔無恥なアピールを見せていた。
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