テレビアニメ「桃源暗鬼」(とうげんあんき)は、昔話の「桃太郎」をモチーフに、現代で繰り広げられる鬼の子孫と桃太郎の子孫の戦いを描いた作品です。アニメ第1クールは2025年7月〜2025年9月まで放送されました。第2クール「練馬編」は2025年10月3日からスタートし、毎週金曜23:00より放送中です。
原作は漆原侑来(うるしばら ゆら)氏が「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)にて連載中の同名漫画です。コミックスは現在26巻まで刊行され、最新刊となる27巻は12月8日発売予定。累計発行部数は2025年12月時点で500万部を突破しています。
この記事では、アニメ「桃源暗鬼」に登場するキャラクター、淀川真澄(よどがわ ますみ)の声優や血蝕解放などの能力、性格などを解説します。
目次
- アニメ「桃源暗鬼」とは
- アニメ「桃源暗鬼」淀川真澄の基本情報!声優や年齢、身長、誕生日などのプロフィールを紹介
- アニメ「桃源暗鬼」淀川真澄の初登場回は?
- 淀川真澄の強さは?血蝕解放の能力も紹介
- アニメ「桃源暗鬼」淀川真澄の過去とは?
- 無陀野無人・花魁坂京夜たち同期や隊員との関係は?
- まとめ
アニメ「桃源暗鬼」とは
高校を退学になった一ノ瀬四季(いちのせ しき)は、ある日突然「桃太郎機関」に所属する男に襲撃されます。養父・一ノ瀬剛志(いちのせ つよし)と逃げながら、四季は自分が鬼の血を受け継いでいると知らされました。
その後、剛志は桃太郎との戦いで四季をかばって命を落とし、四季は仇を討つため鬼の養成学校「羅刹学園」に入学。鬼の力の使い方を学んでいきます。
アニメ「桃源暗鬼」淀川真澄の基本情報!声優や年齢、身長、誕生日などのプロフィールを紹介
真澄は、鬼機関の練馬区偵察部隊隊長です。羅刹学園の教員・無陀野無人(むだの ないと)や保険医・花魁坂京夜(おいらんざか きょうや)とは同期にあたります。
真澄は冷静かつ冷徹な性格で、毒舌で人を煽るような発言が目立ちます。しかし、その発言は隊員を死なせないための思いやりから来ていることも。覚悟を持って任務に臨む、責任感の強い人物です。
淀川真澄の基本情報【プロフィール】
■名前 淀川真澄(よどがわ ますみ)
■所属 練馬区偵察部隊隊長
■誕生日 6月17日
■好きなもの お香(ローズマリー)
身長は公式で明かされていませんが、並んだときに無陀野や四季より低く、屏風ヶ浦帆稀(びょうぶがうら ほまれ)より少し高い印象です。年齢も非公開ですが、隊長という役職や数々の経験を積んできた描写があり、多少の物事に動じない落ち着きが見られるため、20代後半から30代前半ほどではないでしょうか。
黒髪とハイライトのない真っ黒な瞳が特徴で、つねに笑顔を浮かべていますが目は笑っていません。原作コミックス9巻巻末では「ポーカーフェイスであれ」が信条で、表情を捨てたと記載されています。
淀川真澄の基本情報【声優】
真澄の声を演じているのは、声優の田丸篤志(たまる あつし)さん。代表作は「刀剣乱舞」一期一振役や「七つの魔剣が支配する」オリバー=ホーン役などです。
YouTubeの「桃源暗鬼」プロジェクト公式チャンネルで公開されているキャストのコメント動画では、真澄について「最初の印象はちょっと怖いかもしれないんですが、話を聞いているとちゃんとしたキャラクターだとわかる」「無陀野とのやり取りがお気に入りポイントなので注目してご覧いただければ」と語っています。
アニメ「桃源暗鬼」淀川真澄の初登場回は?
真澄が初めて登場したのは、アニメ第15話です。偵察部隊の隠れ家から書き置きを残して消えた皇后崎迅(こうがさき じん)を探そうとする四季たちの前に現れ、「どうなろうと自己責任」「勝手な行動するやつは勝手に死ね」など突き放すような言葉を投げかけます。
しかし、その裏ではすでに迅を拉致した犯人やアジトも調査済みで、偵察部隊の手腕を見せました。
その後は無陀野に頼まれ、迅の救出に向かいます。四季たちに潜入技術を学ばせるべく、偵察部隊の動きを実演してみせました。
淀川真澄の強さは?血蝕解放の能力も紹介
真澄は偵察部隊で、ピッキングによる鍵開けや、ナイフを使った暗殺技術など偵察・潜入に長けています。あくまで非戦闘員のため、正面から戦う描写はあまりなく、戦闘能力は突出して高いわけではありません。戦闘員と正面からぶつかると勝ち目は低いと思われます。
一方、状況判断力は極めて高く、敵の監視能力を逆手に取ってVRゴーグルで偽の映像を見せるなど、知略を活かした作戦も得意です。精神面の強さも持ち合わせ、第18話では、不利な状況で弱気になる生徒たちに「心だけは折るな」と、あきらめず打開策を見つけるよう説きました。
第20話からは、無陀野の依頼で、桃太郎の桃寺神門(ももでら みかど)と四季の対戦を「監察兼いざという時の救助役」として見守っています。
血蝕解放の能力は?
真澄の能力は血蝕解放「完全拒絶(われかんせず)」。自分の血を舐めて、10分間透明化できる能力です。自身の肉体だけでなく、身に着けている衣服や触れている物体、人間も透明にできます。
無陀野によれば、最初は30秒しか透明化が続かなかったものの、必死に努力して時間を伸ばしたそうです。今後も訓練次第で時間が延びる可能性を秘めています。
アニメ「桃源暗鬼」淀川真澄の過去とは?
原作9巻巻末にて、真澄は過去に偵察部隊の任務で敵から拷問を受けたと記されています。その様子は描写されていませんが、体にはそのときの痕が多数残っているとのことです。作中に登場する真澄はいつもしっかり衣服を着込んでいて、体の傷は描かれていません。
また、アニメ第15話では、遊摺部従児(ゆするべ じゅうじ)が偵察部隊を志願し「戦闘能力がないですし、それくらいしか役に立たない」と発言したことに怒りを見せました。
真澄は偵察部隊について「情報を搾り取られて殺される」可能性があると語ります。そして従児の胸ぐらをつかみ、「鬼機関は全員命がけだ」「その覚悟テメェらにあんのか?」と詰め寄りました。これは、自らが死線をくぐった過去の経験があるからこその厳しさと言えるでしょう。
無陀野無人・花魁坂京夜たち同期や隊員との関係は?
同期である無陀野や京夜、同じ部隊の副隊長である並木度馨(なみきど かおる)との関係性を解説します。
無陀野無人
羅刹学園の同期です。真澄は「久しぶりだな、無陀野」と声をかけるなどコミュニケーションを図ろうとしますが、無駄な会話をしようとしない無陀野に舌打ちをします。
「東京の戦闘部隊でもエリートだった」と過去の無陀野の活躍を語り、「教員なんかなりやがって」と教師になったことを残念に思うような発言をするなど、その実力を認めているようです。
無陀野もまた、真澄の実力を評価し、その能力が努力の末に伸ばされたものであることを理解しています。
花魁坂京夜
羅刹学園の同期で、真澄のことを「まっすー」とあだ名で呼ぶなど親しげに接しています。
並木度馨
馨は練馬区偵察部隊の副隊長で、長年にわたって真澄をサポートする優秀な人物です。真澄は「馨」と名前で呼び信頼を寄せています。索敵能力に長け、冷静に状況を整理する説明役としても活躍。生徒たちに「隊長の能力はすごい」と語るなど、真澄を信頼し尊敬している様子を見せました。
まとめ
真澄は練馬区偵察部隊隊長で、無陀野無人や花魁坂京夜とは羅刹学園の同期です。毒舌で冷たい物言いをしますが根底には思いやりがあり、責任感の強い人物。透明になれる能力・血蝕解放「完全拒絶(われかんせず)」を活かし、偵察部隊で活躍しています。真澄が今後さらなる活躍を見せることを楽しみに、アニメを視聴しましょう。
(C)漆原侑来(秋田書店)/桃源暗鬼製作委員会
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