東京・墨田区の「ハローワーク墨田」の職員が、求職者になりすまして求人を出していた企業に応募していた問題。この職員は偽名を使って求職者として登録し、求人を出していた少なくとも9社に応募し、採用が決まったが辞退していた。職業紹介の実績について水増しした可能性があるという。2日の上野賢一郎厚生労働大臣の会見では、この問題についての質問が出た。
記者からこの問題についての所感や同様の事例の有無を聞かれた上野大臣は「このたびハローワーク墨田の職員による不適切事案が発生したことは誠に遺憾。厚労省として再発防止策を含め適切に対処してまいりたい。今般の事例を受け、各都道府県の労働局を通じ、あらためての綱紀粛正、適正な目標管理を促すこととしている。同様の不適切事案の有無についても調査を開始した」と答えた。
当該職員の処分については「事実関係の精査が終わりしだい厳正に対処したい」とした。
有効求人倍率などの統計への影響については「有効求人倍率、新規求人倍率等については変更がない見込みだが、架空となっていた求職者データ等は精査後すみやかに修正してまいります」とした。(『ABEMA NEWS』より)
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