連載開始4年で世界累計発行部数が1000万部を突破した人気漫画「WIND BREAKER」が実写映画化。12月5日(金)から劇場公開中の映画『WIND BREAKER/ウィンドブレイカー』では、風鈴高校に転校してきた不良高校生・桜遥が、梅宮一が率いる街を守る集団・防風鈴(ボウフウリン)の一員として成長していくストーリーが描かれる。
本記事では、梅宮役の上杉柊平にインタビューを行い、作品の第一印象や、映画の見どころとなるアクションシーンの撮影秘話を伺った。
——街を守る防風鈴という設定が斬新な本作で、梅宮はその総代を務めています。原作の第一印象はいかがでしたか?
上杉:梅宮役のお話をいただいてから原作を読んだのですが、僕が学生の頃やその前の時代の任侠ものも含めて、暴力というものを発散のひとつにしていたり、その年代特有のエネルギーのぶつけ方として表現したりしている作品とは違い、守るために使うという点が印象に残り、その目線を持って読んでいました。
——事前に萩原健太郎監督ともそういうお話をされていたと。
上杉:はい。萩原監督とは3度目の作品となりますが、「映画を見終わったあとに血がたぎるのではなく、近くの人を守りたくなるような映画を作りたい」ということを監督もおっしゃっていて。原作もそういった描かれ方をしていますし、なんて言うのでしょう……手の届く範囲のものを大事にすること、自分が大事にしたいもののために自分の拳を使うということは、僕がこれまで見てきたケンカをする作品では見たことがない描き方だったので、新鮮でした。
——梅宮は作中では野菜を育てていることが多く、ケンカのシーンはクライマックスで描かれますよね。そこでのアクションも梅宮ならではのものでした。
上杉:動きとしての話になってしまいますが、まず基本的に自分からパンチを出すことなく全部受ける。受けのアクションひとつで相手のパンチが重く見えるのか見えないのか、自分が効いているのか効いていないのかが変わってくるので、アクション部さんと相談しながら作っていきました。
(梅宮の相手となる獅子頭連・頭取の)兎耳山丁子(山下幸輝)も強いので、軽く見えすぎてもいけないですし、自身がダメージを負っているようにも見せてはいけない。その受けのアクションは、けっこう苦戦しましたね。
「どんどんとギアが上がっていく感じが」アニメ『ウィンドブレイカー』1・2期放送回一覧(動画リンクつき)
| 話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
|---|---|---|
| 1 | サクラとフウリン | 桜の大立ち回り |
| 2 | 憧れのヒーロー | 意外とお茶目な蘇枋 |
| 3 | 頂に⽴つ男 | 獅子頭連との悶着! |
| 4 | 衝突 | 蘇枋の煽り力の高さ |
| 5 | 優しい男 | 「大人の階段のぼろうか」 |
| 6 | その背中を追って | 柊と佐狐の思い出 |
| 7 | 負けられない戦い | ありし日の兎耳山と十亀 |
| 8 | 思いを継いで | 吹っ切れた十亀 |
| 9 | 梅宮の流儀 | 器を見せた頭突き |
| 10 | 対話 | 梅宮、「対話」を語る |
| 11 | 新たな級友【とも】 | 桐生&柘浦が大暴れ! |
| 12 | 頼られる者 | 桜、名前を呼ぶ |
| 13 | 友のため | 杏西のため動き出す1-1 |
| 14 | 怒り | 梶の一喝 |
| 15 | 決着 | 2年級長の貫禄 |
| 16 | Re:start | 「好きだからだよ」 |
| 17 | 先輩の教え | 動転梶の全力パンチ |
| 18 | 居場所 | 納豆拒否蘇枋 |
| 19 | 密かな想い | 恋愛センサー大活躍 |
| 20 | 宵の街 | 空から降ってきた美女 |
| 21 | 共同戦線 | GRAVEL登場 |
| 22 | Shall We Dance? | オトメ強い椿野 |
| 23 | 救いの手 | 椿野、「対話」を実践 |
| 24 | 嵐のあと | 棪堂が見せた力の片鱗 |
| 25 | 誰が為の強さ | 棪堂よりも強い男 |







