日中関係をめぐる韓国の李在明大統領の発言について、3日の木原稔官房長官の記者会見で質問が出た。
記者が「韓国の李在明大統領が記者会見で、日中関係の緊張を念頭に『仲裁や調整をできる部分があれば、その役割をすることが望ましいと思う』と発言した。中国で日本の歌手の公演が中断するなど文化交流への影響も懸念されるなか、こうした韓国側の姿勢を日本政府としてどのように受け止めているか、今後の日韓関係のあり方についての考えも聞かせてください」と質問。
木原官房長官は「ご指摘の李大統領による発言は承知をしております。その逐一について政府としてコメントすることは差し控えさせていただきます」としたうえで、「日韓両国は互いに国際社会のさまざまな課題にパートナーとして協力すべき重要な隣国であり、現下の戦略環境の下で日韓関係の重要性というものは一層増していると思います。10月の日韓首脳会談では、国交正常化以来これまで築かれてきた日韓関係の基盤に基づいて、日韓関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致をしておりまして、先般の首脳会談の成果の上に両政府間で緊密に意思疎通をしてまいります」と述べ、日韓関係の重要性がより強くなっているという認識を示した。（『ABEMA NEWS』より）
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