「初めて見た」ドラムスティックを渡す演出に歓声

 第4ラウンドのコラボユニットバトルでは、各チームが様々な表現者とコラボレート。デイン(21歳)のチームは、ブラックトー舞踊団とコラボすることに決まった。顔合わせの場で舞踊団のハイレベルなダンスを目にしたメンバーは「芸術みたい」「もう、1つの公演を観ている感じがする」と感激し、思わずスタンディングオペーションする。

 芸術監督のイ・ルダは「STAGE FIGHTER」に振付師として参加。ピアノの演奏で始まるSHINeeのヒップホップダンス曲「HARD」を課題曲として、ルダは「クラシックな動きと現代的な振付をうまく織り交ぜたダンスを考えています」とステージの構想を語る。デインは「バンド番組でダンスは想像もできないですよね。この番組でしかチャレンジできない形式だと思います」と、前代未聞のステージへの期待感を煽った。

 そしてついに迎えた本番。ステージにはバレリーナのようなダンサーが何人も立ち、参加者からは「なんだ?」「バレリーナ?」「もう美しい」「こういうの初めて見た」と驚きの声が多数起こる。イントロでピアノの旋律に乗せて、優雅に花道を踊って進んでいく1人のダンサー。彼女が美しくスピンした後、ステージ上に到着すると、ダンサーたちがドミノ倒しのように大きなうねりを作る。最後に立った女性ダンサーがドラムスティックをドラマーのクォン・ヨンビン(24歳)に渡すと、その演出に大きな歓声が起こった。

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 その後もバンドは激しい演奏を繰り広げ、中央のステージでダンサーがしなやかながらも情熱的なダンスで魅了。中盤からはダンサーが前に進み、ボーカル2人とヘッドバンキングをして観客の度肝を抜いた。そして楽曲は最高潮の盛り上がりを見せ、舞踊とロックサウンドが完全に一体化。新鮮なステージに参加者から「かっこいい!」「最高!」「イントロがレジェンドみたいだった」「これぞコラボステージだ」と称賛の声が上がり、審査員も立ち上がって「舞踊団との相性がいいね」と絶賛した。

 イ・ジャンウォンは「普段の僕はあまり鳥肌が立たないんですが、イントロでドラムスティックを渡すパフォーマンスに、少しだけ鳥肌が立ちました」とコメント。ソヌ・ジョンアは「ダンサーが素敵な幕開けをしてくれましたよね。そこからバトンタッチして、ドラムのソロパートの出だしが素敵でした」と、最高のシナジーが生まれたステージを讃えた。(『STEAL HEART CLUB』/ABEMA K WORLDチャンネル)

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