将棋の第3回達人戦立川立飛杯は12月7日、東京都立川市の「立川ステージガーデン」で午前10時30分から準決勝第1試合・森内俊之九段(55)対 郷田真隆九段(54)の対局を開始した。振り駒の結果、先手番は郷田九段に決まった。
50歳以上の現役棋士のみで争われる達人戦は、第1回に羽生善治九段(55)、第2回には丸山忠久九段(55)が優勝を飾っている。前日に同会場にて行われた今期の準々決勝では、森内九段、郷田九段のほか、2年ぶり2度目の優勝を目指す羽生九段、佐藤康光九段(56)が4強入りを決めた。
森内九段は一般棋戦優勝13回、タイトル通算12期で十八世名人資格を保持している。一方、郷田九段は一般棋戦優勝7回、タイトル通算6期で前年にはNHK杯戦で準優勝するなど、第一線級の活躍を見せている。両者ともに2025年に公式戦通算1000勝の大偉業を達成。レジェンドとして、棋界をけん引し続けている。
公式戦対戦はこれまでに58局あり、両者ともに29勝29敗と互角。なお、2007年に行われた第65期名人戦七番勝負ではフルセットの大激戦の末に森内名人(当時)が防衛を果たしている。約1年ぶりの公式戦ではどのような激戦を見せるのか。決勝進出をかけた両者の戦いから目が離せない。
持時間各30分、切れたら一手30秒未満(チェスクロック使用)。
(ABEMA/将棋チャンネルより)





