【速報中】青森県三八上北で震度6強 津波警報発表 9万人以上に避難指示 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表
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8日午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震がありました。北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、岩手県に津波警報が発表されています。

【画像】総理官邸に入る高市総理

これまでの情報をまとめています。

津波の予想される地域

【津波警報】
北海道太平洋沿岸中部  青森県太平洋沿岸  岩手県 
▼予想の高さ 3m

【津波注意報】
北海道太平洋沿岸西部 北海道太平洋沿岸東部 宮城県 青森県日本海沿岸 福島県

▼予想の高さ 1m

午前2時 北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表 気象庁・内閣府

気象庁は青森県で震度6強を観測した今回の地震について運用開始後では初となる「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました。
これは日本海溝・千島海溝付近でマグニチュード7.0以上の地震が起きた場合にその後に発生する可能性がある大きな地震への警戒を呼びかけるものです。
気象庁は今回の地震を受けて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を2022年の運用開始以降初めて発表しました。

内閣府は、北海道から千葉県にかけての182の市町村を、強い揺れや津波に対して防災対応をとるべき地域としています。この地域に住む人に対して、地震や津波が起きた時にすぐに避難できる準備をしておくよう、内閣府が呼びかけています。
現時点で内閣府は、すぐに避難することや、仕事や学校などの社会活動を止めることは呼びかけていません。求めているのはいざという時の準備です。内閣府が注意を呼びかける期間は1週間程度です。

対象地域に住む人は大きな地震や津波に備えてすぐに避難できる準備をしておくとともに、政府や自治体からの情報に注意してください。

【くわしく見る】青森沖M7.6地震受け「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表 避難準備を

気象庁がマグニチュードを7.5に修正

当初、地震の規模を示すマグニチュードは7.6で、深さは50キロと推定されていました。しかし、先ほどの会見でマグニチュードを7.5に修正し、震源断層のずれの規模を精査して得られるモーメントマグニチュードは7.4であると発表しました。

午前1時49分 北海道と本州を結ぶ電力ケーブルが停止

北海道電力によりますと、北海道と本州を結ぶ電力ケーブルの1本が地震発生直後に停止したということです。現状、電力の供給に影響はないとしています。
北海道電力は、非常災害対策本部を設置して、状況の確認を進めているということです。
北海道電力管内では苫東厚真火力発電所の2号機が地震直後のきのう午後11時18分に緊急停止しています。

午前1時44分 JR東北新幹線 北上駅・福島駅などに停車中

新幹線の最新情報です。JR東日本によりますと、八戸駅と七戸駅の間で運転を見合わせていた東北新幹線・「はやぶさ41号」は、9日午前0時40分すぎに速度を落として運転を再開し、最寄りの七戸十和田駅に到着しましたが、安全確認のため再び運転を見合わせているということです。
北上駅で停車中の「やまびこ69号」、福島駅のホームで停車中の「やまびこ223号」は、引き続き運転を
見合わせていて、運転再開の見込みは立っていないということです。

午前1時43分 八戸航空基地が周辺住民の避難受け入れ

防衛省によりますと、青森県で発生した震度6強の地震を受けて、海上自衛隊の八戸航空基地が周辺住民の避難の受け入れを行っているということです。
午前1時半までにおよそ150台の車が避難してきているということです。

北海道・青森でけが人 

北海道・苫小牧市によりますとこの地震の影響で転倒したとみられる報告が2件あり40代の男性と60代の女性がけがをしたということです。また、日高西部消防組合によりますとこの地震で避難所に避難しようとした70代の女性が駐車場で転倒し、病院に運ばれました。当時は駐車場は凍結していたということです。

また消防によりますと、きのう午後11時半すぎ、青森県東北町の高齢者福祉施設で地震の影響で倒れたテレビが入所者の70代男性にあたりました。男性は出血し病院に搬送されましたが、軽傷で意識はあるということです。

午前1時30分現在  岩手・盛岡市の停電は解消

東北電力によりますと、地震の影響で岩手県盛岡市の一部地域で停電が発生していましたが、現在は解消しています。

午前1時15分 気象庁が会見

気象庁は午前1時15分から会見を行い、警報が解除されるまでは安全な場所から離れないよう呼びかけました。
また、震源付近では過去に1週間程度の間に同程度の地震が続発したことがあるとして、1週間程度は最大震度6強程度の地震への警戒が必要だとしています。

午前1時14分 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表へ 気象庁・内閣府

気象庁は青森県で震度6強を観測した今回の地震について運用開始後では初となる「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表する方針であることがわかりました。
これは日本海溝・千島海溝付近でマグニチュード7.0以上の地震が起きた場合にその後に発生する可能性がある大きな地震への警戒を呼びかけるものです。
気象庁と内閣府は午前2時からの会見で、今回の地震を受けて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を2022年の運用開始以降初めて発表する見通しです。
内閣府は、北海道から千葉県にかけての182の市町村を、強い揺れや津波に対して防災対応をとるべき地域としています。

午前0時30分現在  9万人以上に避難指示

総務省消防庁によりますと、午前0時30分現在、北海道や、青森、岩手など20の市町村で9万人以上に避難指示が出ています。北海道では1万1826世帯2万3089人、岩手県では3万3738世帯6万7271人に対して警戒レベル4の避難指示が出ています。
そのほか、青森県、宮城県、福島県でも一部の自治体で避難指示が出ています。

北海道 苫東厚真火力発電所2号機が緊急停止 

北海道電力によりますと、北海道にある苫東厚真火力発電所の2号機が地震発生直後に緊急停止したということです。地震との関連性を含め停止した原因は調査中としています。現時点では電力の供給に影響はないということです。

北海道と青森の高速道路で通行止め

日本道路交通情報センターによりますと、この地震の影響で、高速道路は北海道を通る道央道の新千歳空港インターチェンジと白老インターチェンジの間と有料道路日高道の苫小牧東インターチェンジと沼ノ端西インターチェンジの間で上下線ともに通行止めとなっています。これまでに確認されている高速道路や有料道路への影響は北海道と青森県のみで、その他の県での影響は確認されていないということです。

空港施設 影響なし

日本航空と全日空によりますと、現時点で全国の各空港施設に地震による影響はありません。
9日の北海道、青森県、岩手県を発着する便にも影響はないということです。

岩手・陸前高田市 けが人の報告なし 避難所を開設

岩手県陸前高田市の情報です。市によりますと、この地震によるけが人は午前0時時点で報告されていません。市は避難指示を出し、順次、避難所を開設しています。市は災害対策本部を立ち上げ、情報収集を進めています。

午前0時10分 岩手・久慈港で50cmの津波を観測

各地で津波も観測されています。9日午前0時すぎに久慈港、浦河では50センチ、むつ小川原港では40センチ、八戸港、えりも町庶野では30センチの津波が観測されるなどしています。

【くわしい津波情報はこちら】各地の津波観測情報

午前0時10分ごろ 木原官房長官が記者会見

木原官房長官は臨時の記者会見をおこない、青森県の東通原子力発電所と宮城県の女川原子力発電所について「現時点で異常があったという報告は受けていない」と明らかにしました。
その他の原子力施設については現在確認中だということです。
また、国民に対しては今後も震度6強程度の地震の発生に注意するよう呼びかけました。

岩手・盛岡市で約300軒が停電

インフラへの影響です。KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクによりますと、現時点では地震による通信障害などの影響は出ていないということです。
東北電力によりますと、地震との関連性は明らかになっていませんが、午前0時時点で岩手県の盛岡市でおよそ300軒の停電が発生しています。

気象庁 「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の対象となるか精査中

気象庁は、青森県で震度6強を観測した今回の地震について、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の対象となるか精査中だとしています。
この付近でマグニチュードが7.0以上の地震が起きた場合に、引き続き大きな地震への注意を呼びかける「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が出ることがあります。気象庁は対象となるか精査中だとしています。

福島第一原発など 新たな異常なし

原子力規制庁によりますと、地震の影響で東北地方太平洋側にある全ての原子力発電所でモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はないということです。
東北地方太平洋側、青森県にある東北電力東通原発、宮城県にある東北電力女川原発、北海道にある泊原発、福島県にある東京電力福島第一原発、福島第二原発のモニタリングポストの数値に変化はなく、外部への放射能の影響はないということです。

JR東北新幹線 福島駅~新青森駅間上下線 運転見合わせ

JR東日本によりますと、東北新幹線は、地震の影響で、福島駅から新青森駅の間の上下線で運転を見合わせています。運転再開の見込みは立っていません。

高速道路も一部通行止め

高速道路の情報です。日本道路交通情報センターによりますと、この地震の影響で、高速道路は百石道路と八戸道の下田百石インターチェンジと浄法寺インターチェンジの間で通行止めとなっています。

午後11時50分ごろ 高市総理大臣がコメント

8日午後11時50分ごろ 
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高市総理大臣はさきほど午前0時前に総理官邸に入りました。
■直ちに国民に対して津波避難等に関する情報提供を適時・的確に行うとともに住民避難等の被害防止の措置を徹底すること
■早急に被害状況を把握すること
■地方自治体と緊密に連携して人命第一の方針のもと、政府一体となって被災者の救命救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと
3点の指示を出したと明らかにしました。

午後11時30分ごろ 青森市で火災発生

消防によりますと8日午後11時半ごろ青森市幸畑の事務所を兼ねた住宅で火災が発生し、1人がけがをしました。消火活動が続いています。

午後11時16分 総理官邸に官邸対策室設置

政府は午後11時16分、総理官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置しました。

午後11時15分ごろ 青森・八戸市で最大震度6強の地震

気象庁によりますと、午後11時15分ごろ、青森県東方沖を震源とする最大震度6強の地震が起きました。地震の規模を示すマグニチュードは7.6で、深さは50キロと推定されています。広い範囲で揺れが観測され、八戸市で震度6強、おいらせ町、階上町で震度6弱、函館市、むつ市などで震度5強を観測しました。

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