気象庁が会見
【映像】最大震度6強 地震発生の瞬間

 8日、午後11時16分、東北地方で最大震度6強、マグニチュード7.6の地震が発生した。この地震で、北海道太平洋沿岸中部、青森県太平洋沿岸、岩手県に津波警報が出ている。気象庁は9日に会見を行った。

【映像】最大震度6強 地震発生の瞬間

 会見冒頭「揺れの強かった地域については、家屋の倒壊や土砂災害の危険がある。今後の地震や雨に十分注意していただくようにお願いしたい。また危険な場所に立ち入らないようにお願いしたい。1週間程度、特に今後2、3日間については、今回の地震と同じく、最大震度6強程度の地震に注意していただきたい」と呼びかけた。また今後についても「今回の地震の発生した場所は、過去に地震が続発してした事例がある。場合によってはさらに強い揺れが発生する恐れもあるので、十分注意していただきたい」と注意喚起した。

―今後、どのくらいの期間、警戒が必要になる?また津波警報を注意報に切り替える判断基準、いつごろになりそうか見通しはあるか。

 今後、さらに津波の高さが大きくなる可能性もある。引き続き避難を継続していただきたい。今の段階では何時間後に収まるということを示すのは難しい。

―11月9日に三陸沖でマグニチュード6.9の地震があったが、それとの関連はあるのか。

 11月9日にマグニチュード6.9の地震があり、岩手県で津波を観測したが、今回とは発生箇所が200キロ以上離れており、直接的には関係性はないと考えている。

―震度6強が観測されたのはいつ以来か。

 全国で震度6強以上を観測したのは、2024年1月1日の石川県能登地方の地震以来。また、青森県で震度6強を観測したのは、計測震度計を展開した1996年10月以降、今回が初めてのケース。
ABEMA NEWS)