この外側からの体系的な理解こそが、ひろゆきの強みであるとくるまは指摘する。

「外側から分かってるから、ひろゆきさんが多分、誰よりも基本に忠実なんですよ。『オチはこう』とか『こう言ったらこうボケる』とか、めっちゃ頭に入ってるんですよ」。

 そして、その理論的なアプローチこそが、ひろゆきを講師に向かせていると結論付けた。

「だから実は一番、お笑いの学校の先生に向いてるっていう。具体から抽象を覚えていくのを、抽象をマスターしてから具体に入っていってるんで」

 くるまの熱弁に対し、東出昌大は「なんかすごい熱量を持って俺に喋ってくれてるけど、相槌打ってるけど、俺分かってない(笑)」と、本音を漏らして笑いを誘った。

 しかし、東出自身はお笑いの体系的な分析に興味があったようで、「お笑いっていうのは外側の体系的に、あの、勉強したほうがやっぱ強いの? っていうのは聞きたかった」と問いかけている。

 これに対し、同席していたひろゆきは「勉強が必要なのではなく、頭いいだけです(笑)」とシンプルに回答。「だから勉強が出来ちゃう頭いいやつが、努力できたから、お笑いもいけるし、(くるまのように)慶應も受かっちゃうっていう。『あ、頭いいやつが何やっても上手くいくんだわ』っていう。この世の無常」と、結局は「頭の良さ」が万能であるという、自身の見解を述べた。