アメリカのトランプ大統領は、ウクライナが戦争に負けているとして、アメリカが提案する和平案を受け入れるよう求めました。
トランプ大統領は9日に公開されたニュースサイト「ポリティコ」のインタビューで、ウクライナの和平協議をめぐり、ロシアが交渉上強い立場にあるのは疑いようもなく、ウクライナは「負けている」と指摘しました。
そのうえで「ゼレンスキー大統領は本腰を入れて物事を受け入れ始める必要がある」と述べ、アメリカが提案する和平案を受け入れるよう求めました。
また、ウクライナが国内で選挙を行わないために戦争を利用しているとして、「もはや民主主義とは言えない状況に陥っている」と批判し、大統領選の実施を強く求めました。
ウクライナを支援するヨーロッパ各国についても、「口ばかりで成果を出していない」と批判しました。
イギリスのフィナンシャル・タイムズは9日、トランプ政権のウィトコフ特使がゼレンスキー大統領に対して、アメリカの和平案に「数日以内」に回答するよう求めたと報じました。
トランプ大統領はクリスマスの25日までに合意に達することを望んでいるとしています。(ANNニュース)
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