「バンド音楽の魅力にハマりました」参加者それぞれの思い
ラインナップ発表式では39人中19人が脱落、20人が次のセミファイナルに駒を進めた。ついに脱落者との最後の時間。場内が悲しみに包まれていく。番組参加前はクラシックのピアニストだったケビン・パク(24歳)は「正直いろんな心配がありました。僕みたいな人にバンドができるだろうか、バンドに適しているだろうかと。でもやればやるほど、とても楽しかったです。バンド音楽の魅力にハマりました」と寂しそうに語る。
ドラマーのクォン・ヨンビン(24歳)は「いつも家の中で1人ドラムを練習していたので、みんなと一緒に演奏する楽しさを知りませんでした」、ギタリストのブロディ(27歳)は「チームで演奏することが楽しくて、もっとやりたいという気持ちが湧いてきました。もっと多くステージをやりたかったですが、このように終わって残念で悲しいです」と別れを惜しむ。
パンクバンド・POSERのメンバーであるキム・ジホ(21歳)は「最初はみんな自分の殻に閉じこもっている気がしていました。しかしその殻の中にいたのは僕だったし、本当にいろんなことを気づかせてくれました」としみじみ。またシン・ジェミン(23歳)とパク・チョルギ(21歳)は「この番組では、ドラマーが後ろにいる存在ではないということが驚きでした。みんなと並んでいるのは初めての経験でした」と、どのパートも平等であることに感激したと話す。
なお、かつて人気ボーイズグループ・PENTAGONのメインラッパーとして活動していたチョン・ウソク(27歳)もここで脱落。腕にはめた番組参加者のブレスレットを外し、「バイバイ」とつぶやいた。
MCを務めるムン・ガヨンは「人生で大事なのは、スピードではなく方向です。脱落は失敗ではなく、長く自分がやりたいことを、最後までやり遂げてほしいとお伝えしたいです。皆さん、お疲れ様でした」と脱落者にエール。最後の瞬間、参加者たちは抱き合って号泣し「なんで君も泣いてるの?」「この人たちが落ちるなんて」「僕の分まで頑張ってほしい」「本当に寂しい」「みんなと家族になった気がして、家族と別れる感じがとても悲しかったです」と別れを悲しんだ。(『STEAL HEART CLUB』/ABEMA K WORLDチャンネル)
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