11日の衆院予算委員会で自身が過去に書いたブログについて確認された高市早苗総理が笑顔で「覚えておりません」と答え、議場内で大きな笑いが起きた。
【映像】高市総理「覚えておりません!」 笑顔で“回避”の瞬間(実際の様子)
立憲民主党の道下大樹議員は高校生扶養控除について以下のように質問した。
「きのうの予算委員会で稲富修二議員が質問しましたけど、(高市)総理からは『自民党税調の検討課題だ』と答弁は控えられたので同じ質問はしません。高市総理ご自身のホームページの更新日2012年2月14日のコラム『〈民主党に騙された〉の声が続出2:子ども手当で手取り減』これご自身が書かれたと思いますが、中身は覚えていらっしゃいますでしょうか?」
これに高市総理は「覚えておりません!」と満面の笑みではっきりと答えると議場内で大きな笑いが起きた。
道下議員は「まぁと思いますけども、実はここで当時民主党政権でした。子ども手当を創設するということで当時民主党政権は『控除から手当へ』と変えていくということで子ども手当とともに年少扶養控除は廃止するということで高市総理はこのコラムで『〈住民税の年少扶養控除〉も廃止するものですから、各ご家庭の税負担が大幅に増え、前記したように自民党政権時代よりも手取りが減るのです。(中略)このまま民主党政権が続くと、〈弱者のフリをして、沢山もらおう〉〈努力して年収が増えると損をする〉という風潮が広まり、日本の活力は失われると感じます』と、子ども手当のときの民主党政権が年少扶養控除の廃止については批判されている。だが、今回児童手当が高校生まで延長したことによって、高校生年代の扶養控除の廃止が今自民党の中で検討課題として残っている。よもや、この高校生年代の扶養控除を廃止、これは賛同されませんよね?」と詰め寄った。
高市総理は笑みを浮かべながら「まぁ私個人の考え方は今ご紹介頂いたのでよく思い出しました。そう変わっておりません。ただ、一人で全てを決められる党ではございません。今与党の税制調査会でしっかりとご議論をいただいておりますので、これを縮減しろという指示は出しておりませんけれども、その結果を踏まえて政府として対応させていただきます」と回答。
道下議員は「個人としては変わっていないということなので、これは高市総理のリーダーシップを発揮していただいてぜひ高校生年代の扶養控除は継続していただきたいと思います。立憲民主党は高校生年代の扶養控除については、児童手当が子育て支援の観点から十分な額とならないかぎり、現行の扶養控除を存続させることとさせていただいています。ぜひご理解とご賛同いただきたいと思います」と述べ、次の質問に移った。
(ABEMA NEWS)

