旅の道中、彼はまず、自動車で移動中に暴走族に周囲を囲まれるという恐怖を経験する。しかし、さらに奇妙で背筋が凍るような遭遇があった。公園の駐車場や空き地で寝ていることが多かった夏のある日、変な雰囲気の男性から「兄ちゃんも一緒に行くか」と声をかけられたのだ。「なんですか」と聞き返すと、彼らはなんと「覗きプロ」。すなわち男女が野外で行為に及んでいるところを盗み見する集団だったという。さらば青春の光・森田哲矢が「覗プロ!?」と驚くように、まさかのプロ集団との接触に、彼はさすがに「それは違うからと」と拒否した。
バイクに乗れない(車での移動)というフラストレーションや、暴走族、覗きプロ集団との遭遇など、旅の過酷さはパチンコの勝敗だけではなかった。両親に「パチンコで死んでごめんね」という内容の遺書を残して出発したほどの覚悟をもって臨んだ旅は、7都道府県目で早くも心が折れそうになったという。
それでも彼は、車中泊を続け、2年間で走行距離5万4078.4キロを移動し、パチンコ収支は+約200万発を達成。北海道から沖縄まで全県全勝という偉業を成し遂げた。
(ABEMA/「パーラーカチ盛りABEMA店」より)

