東京都は15日、上野動物園の双子のジャイアントパンダ、「シャオシャオ」と「レイレイ」について、2026年1月下旬に中国へ返還すると発表した。1972年に「カンカン」と「ランラン」が来日して以来、半世紀ぶりに、日本国内で飼育されるパンダがゼロになることになる。
15日午後の木原稔官房長官の記者会見で、このことについて質問が飛んだ。
【映像】木原官房長官「交流が継続されることを期待」発言(実際の様子)
記者が「上野動物園で飼育されているジャイアントパンダ2頭が来年1月にも中国に返還され、国内でパンダの飼育が半世紀ぶりにゼロになる見通しだ。パンダは日中交流の象徴の一つと受け止められてきたが、政府の受け止めは?」と質問。
木原官房長官は「ご指摘の発表は承知をしております。パンダですが、日本国民に幅広く親しまれており、今回返還される2頭も長い間多くの人々から愛されてきたと承知しています。中国でも健やかに過ごしてくれるよう願うばかりです。パンダを通じた交流はこれまでも日中両国の国民感情の改善に貢献してきており、こうした交流が継続されることを期待をしております」と答えた。
別の記者がさらに「日本はパンダの繁殖研究に大きく寄与してきた。今後新たなパンダの貸与を中国側に働きかけるのか、政府の方針を教えてください」と質問。
木原官房長官は「現在、複数の地方自治体やまた動物園からパンダの貸与を希望する声が寄せられていると、そのように承知をしております。政府としては、こうした要望を踏まえ、パンダを通じた交流が継続されることを期待しているところです」と述べた。(『ABEMA NEWS』より)
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