
これで6日連続。クマが15日も同じ場所に現れました。そのクマが狙っていたものは…。
クマの狙いは?
15日も、住宅の目の前にクマが現れました。風で揺れるススキの奥で、じっとしている様子がうかがえます。
撮影した人
「6日連続、もう連続です」
この場所では、今もクマの出没が多発しています。14日も、先週も…。
撮影した人
「(Q.何日連続で出ている?)(先週)水曜日だから約1週間」
先週から6日連続でクマが現れているといいます。
撮影した人
「キウイをパクパク食べながら、おなかいっぱいになったのか、また帰っていった」
クマは、自宅前の茂みに実るキウイを食べていたといいます。
撮影した人
「今、役場の人、2~3人来ている」
その後、現場周辺では町による調査が行われました。
山梨県北杜市の通学路でも、子グマとみられる大きさのクマがシカの死骸を食べています。
即座に警察に通報します。
警察
「110番です。事件ですか?事故ですか?」
目撃者
「クマが今、目の前にいて」
警察
「クマが目の前にいる?」
目撃者
「クマが目の前にいるんです」
警察
「距離をとってください。車から絶対に出ないでください」
クマは時折、車の方向を見ているようにも見えます。
北杜市は出没場所近くにわなを仕掛け、引き続き警戒を続けています。
舮作興農組合 担当者
「12月中ごろから収穫予定の畑。ほとんど荒らされて、奥のほうは葉が見えていますよね。クマですね」
「(Q.被害額は)大体500万円」
青森県内の畑に現れた3頭の親子グマ。
この畑では青森県・深浦町のブランドニンジン「ふかうら雪人参」を生産しています。雪の下で冬を越すことで甘くなるのが特徴で、間もなく出荷を迎えます。
10月は親子で現れていたクマが先月は…。
舮作興農組合 新岡重光代表
「親が子離れをさせるから。そうすると子どもが、餌(えさ)がない」
子グマが1頭で畑に来ています。車を気にすることなく、子グマはニンジンを食べ続けます。
その後しばらくにらみ合いが続き、車が動くと走って奥へ逃げていきました。
畑に繰り返し現れるクマ。自慢のニンジンは無残にも食べつくされています。
舮作興農組合 担当者
「(Q.被害額は)大体500万円。これからの時期のニンジンに期待をかけていた分、厳しい」
雪上対決 犬がクマにほえるも…
秋田県潟上市の住宅近くでも、出没が続いています。
住民
「出歩くのも本当に怖い。まさに、異常な状態」
「出歩くのが怖い」と話すのには、去年現れた人も動物も恐れないクマの存在がありました。
男性が自宅から撮影した映像です。飼い犬がひたすらに激しくほえ続けます。その視線の先には1頭のクマが…。
真っ白な雪の上に佇む真っ黒なクマ。じっとこちらを見つめています。
数分間、犬がほえ続けると、クマは山のほうへ戻っていきます。
しかし、再びクマが家のほうへ向かって戻り柿の木へ。犬も今まで以上にクマを警戒します。
クマは、わずかに残る柿を食べようとしています。しかし、ついに犬がしびれを切らします。
追い払うため一直線に走り、驚いたクマは山のほうへと逃げていきました。
出没の多発を受け、愛犬シロも小屋で今年は過ごしているといいます。
