凶行を止めた“果物屋”シドニー銃乱射事件 容疑者は親子 息子には過去に…
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オーストラリアのビーチで銃撃があり、容疑者1人を含む16人が死亡しました。

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年間260万人を超える観光客が訪れるシドニー屈指のビーチ・ボンダイビーチ。ユダヤ教の祝祭・ハヌカの行事が行われていました。

銃撃現場にいた人
「銃を持った男が、車から飛び出して、乱射し始めました。私がスマホで撮影している間も、男は発砲を続け、私のほうにも撃ってきたので、スマホを捨てて逃げました」

人々が逃げ惑うなか、犯人は、駐車場で発砲を続けます。

犯人に飛び掛かる1人の男性
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そこに、1人の男性が飛び掛かりました。銃を奪い、犯人に向けます。

男性は、近所の果物店の店主・アフメドさん。シリア出身のアラブ系住民です。自身も手と腕を撃たれながら、人々を守る行動に出ました。

ミンズ首相とアフメドさん
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ニューサウスウェールズ州 ミンズ首相
「アフメド氏は、現実のヒーローだ。彼の勇敢な行為によって、間違いなく無数の命が救われた」

容疑者
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凶行に及んだのは、サジド・アクラム容疑者(50)と、ナビード・アクラム容疑者(24)の親子。父親は、警察により射殺され、息子は重体だということです。

銃撃によって、15人が死亡。40人以上がけがをしました。この中には、ユダヤの虐殺、ホロコーストを生き延びていた87歳の男性もいました。

銃規制の厳しいオーストラリアの過去30年で最悪となった銃撃事件。

ナビード容疑者
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サジド容疑者は、狩猟免許を持っていて、合法に銃を所持していました。一方で、地元メディアによりますと、ナビード容疑者は、2019年、イスラム国系のテロ組織とつながっているとして、当局の捜査を受けていました。

オーストラリア アルバニージー首相
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オーストラリア アルバニージー首相
「政府として、銃規制強化など、あらゆる必要な措置を講じるつもり。我々にできることがあるなら、ぜひ進めたい」

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