驚異の身体能力を見せつけた気鋭の女子レスラーが、場外への側転を加えてから放った“四次元ラ・ケブラーダ”に会場は騒然。SNSでは海外ファンから「初代タイガー・マスクのあの技だ」「いや、サスケの技だろ」と、日本の伝説的ハイフライヤーの名を挙げたリアクションが相次いだ。
【映像】まるで初代タイガー? 美女レスラー、異次元の“場外ダイブ”
WWE公式アカウントが投稿した一本の動画が、世界中のファンを震撼させている。12月13日に開催された「サタデーナイツ・メイン・イベント」で、NXT所属のソル・ルカがメインロースターの重鎮ベイリーを撃破。その試合中に見せた、場外への危険な側転式ダイブが大きな注目を集めた。
ワシントンD.C.のキャピタル・ワン・アリーナで行われたこの一戦は、育成ブランドNXTとメインロースターの“世代間対決”的な位置づけ。ソル・ルカは元王者ベイリーを相手に、丸め込みでクリーンフォールの大金星を挙げた。アクロバティックな動きを武器とする新星が、格上のベテランを真正面から破った事実は、会場に強烈なインパクトを残した。
リング内でもバック転や側転を織り交ぜた動きで観客を沸かせたソルだが、最大の衝撃は場外への“ラ・ケブラーダ”だった。トップロープからカートホイールを加え、後方宙返りで飛び込むそのムーブに、現地ファンからは「Space Flying Tiger Drop!!」と初代タイガー・マスクの名を挙げる声や、「いや、サスケ・スペシャルだ」と、意外にも日本の空中殺法レジェンドを引き合いに出す反応が続出した。
この試合は、ソル・ルカにとってメイン大会での“お披露目”的な意味合いも強かったが、ファンの反応は概ね好意的だ。「信じられない」「ソルはスターだ!」「あのフリッピーサルト(宙返り技)は最高だった」と、身体能力を絶賛する声が相次いだ一方で、「体操のようでレスリングではない」とする懐疑的な意見や、「メインロースターで勝ちすぎればファンは離れる」といった冷静な指摘も見られた。それでも最終的には「今すぐ昇格させろ」と、彼女の圧倒的ポテンシャルに期待する声が大勢を占めた。
2024年のACL断裂、さらに直近10月の負傷離脱を乗り越えて復帰したソル・ルカにとって、今回の白星はキャリア最大級の成果と言える。NXTの枠を超え、伝説級の空中技を彷彿とさせるムーブで才能が本物であることを証明した今、ファンの視線はすでに彼女のメインロースター昇格へと向いている。
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