黒田については、夫に話を聞くと「正直というか、権威にひれ伏さない」ところが好きだと語り、携帯電話に「黒田語録」をメモするほどの熱狂的なファンだった。「ビートルズのジョン・レノンか黒田さんか」と並べるほどの心酔ぶりに、竹山探偵も驚きを見せた。
そこへ、依頼内容を聞いたメッセンジャー黒田本人が登場。「無茶やで。昨日の今日でなんで居酒屋を…」とボヤきながらも、知り合いの店を借りて「居酒屋黒田」を1日限定で開店することになった。黒田は偶然にも釣りの帰りで新鮮な魚を持っており、自ら厨房に立って刺身や料理を振る舞った。
夢にまで見た「居酒屋黒田」に来店した夫婦。黒田が作った刺身を食べた夫は「うまい」と笑顔を見せた。竹山探偵は、「恐怖はないか」と聞くと、夫は「死んでしまう恐怖はなかったが、嫁を置いていくことにどうしようという思いだけでした」。また、「ありがたいことに嫁は一度もこの件で泣いてない。立場が逆だったらワンワン泣いていた」と語った。
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