岡山のトマト銀行が定期金利1%「顧客獲得の戦国時代」 SBI新生銀行再上場で競争激化
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 SBI新生銀行が東京株式市場に上場しました。金利のある世界で大きく動く銀行業界。眠っていた預金が動き出しています。

【画像】再上場したSBI新生銀行 時価総額1兆4000億円

SBI新生銀行上場で競争激化

18日から2日間行われる日銀の金融政策決定会合
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 18日から2日間、日銀の金融政策決定会合が行われます。1日、日銀の植田和男総裁はこう発言していました。

「利上げの是非について、適切に判断したいと考えています」

 政策金利が今の0.5%から0.75%に引き上げられることが確実視されていて、およそ30年ぶりの高い水準となります。

 そうしたなか、銀行業界に大きな動きがありました。

再上場したSBI新生銀行
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 SBI新生銀行が東京証券取引所のプライム市場に再上場を果たしました。

 初値は1586円で、公開価格の1450円を上回りました。終値に基づく時価総額はおよそ1.4兆円と今年最大規模です。

SBI新生銀行 川島克哉社長
「きょうの株価初値や終値については、多くの投資家の皆様、あるいは新たに株主になっていただく皆様の評価とか、期待の表れというふうに素直に受け止めております」

預金の獲得競争が重要に
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 日銀の利上げで金利のある世界になり、銀行は企業へお金を貸すことで利益を上げやすくなっています。

 そこで重要になってくるのが、預金の獲得競争です。

川島社長
「金利が正常化に向かうことによって、預金の獲得競争もかなり厳しく激しくなってきております。下手をすると、定期預金で1%の水準が出るような状況になってきた」

岡山の地銀が定期金利1%

岡山県の地方銀行・トマト銀行
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 すでにその1%という高金利を実現した地方銀行があります。

トマト銀行の会議
「何件ぐらい申し込みが増えていますか?」
「当初のスタートよりは11倍増えています。伸び率で言ったら、結構集まっているんじゃないかなと思います」

金利1%は大手銀行の約4倍
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 岡山県の地方銀行・トマト銀行。ネット上だけで開設されている、ももたろう支店では、先月から定期預金の金利引き上げキャンペーンを始めました。金利1%は大手銀行のおよそ4倍です。

 申し込みは飛躍的に増え、地元の次に関東圏からの申し込みが多い状況だといいます。

トマト銀行 ももたろう支店
三宅統久支店長

「地方の地域金融機関も、人口減少から顧客獲得の競争が激しくなっております。戦国時代のような形になって、競合が増えております」

日銀の植田和男総裁
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 今後の金利についても…。

「日銀の利上げ動向によっては(全国的に)金利は上がる可能性はあると思います。ぜひ消費者の皆様にも(定期預金に)興味を持っていただきたい」

(「グッド!モーニング」2025年12月18日放送分より)

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