東京・渋谷区が来年6月からごみをポイ捨てした人から2000円の罰則金を徴収することを発表しました。現金だけではなく、電子マネーなどでも徴収できるよう調整しています。
ごみ箱設置義務付け 5万円罰則金
建物同士の隙間にたくさんのごみが捨てられています。また、ポストの上にもごみが放置されています。
18日午後6時ごろ、渋谷駅周辺で取材班の目の前に広がっていたのは、ポイ捨てされたごみの数々。空き缶やテイクアウトの容器など、あちらこちらに散乱しています。
地下に続く階段の隣には、飲みかけのジュースや食べ残しが置かれています。
街の人（20代）
「イベント事の後だったり、結構汚れているイメージはある。普段も終電ぐらいだと結構汚いなというイメージはある」
街の人（20代）
「ごみ箱がなかったり、あってもあふれていて周りに置いてあるので、なかなか捨てられないというのはある」
ごみであふれる状況の中、渋谷区は来年4月からポイ捨て禁止を条例で規定。6月からは罰則金2000円も徴収します。
街の人（60代）
「2000円はちょっと高いかなとは思うが、簡単に捨ててしまう人がいるなら、致し方ないのかなと思う」
渋谷駅・原宿駅・恵比寿駅の周辺のコンビニ店やカフェ、自動販売機を置く事業者に対してはごみ箱の設置を義務付け、従わない場合は5万円を徴収します。
区が事業者に責任を求めることについては…。
渋谷区 長谷部健区長
「渋谷区が来外者のごみ処理にかかる費用を負担する場合、結果的に渋谷区民が大きく負担することになり、適切とは考えない。対象店舗へのごみ箱設置を義務化したうえで、購入者には自分のごみは自分で持ち帰るとともに、買った店舗のごみ箱に捨てることも併せて普及啓発をしていく」
（「グッド！モーニング」2025年12月19日放送分より）
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