そこで編み出したのが「熊汁」だ。熊汁の味付けは、みそがベース。そこに市内の酒蔵「福顔酒造」の酒かすを加え、麹の香りと深い旨味を出した。

「熊汁(熊肉)は赤身であまり臭みがない、結構歯ごたえがある肉で、またその他に、人参やごぼう、白菜なども一緒に入れて、温かくおいしい鍋にしようと思い提供している」(宇田氏)

 さらに宇田氏は「熊汁を提供することによって、『よしじゃあ行ってみようか』という風に思っていただいて、足をまず運んでいただいて、ひいては全体的に活性化できればと思っている」と地域活性化への思いを語った。

 また、「駆除されたクマの命も無駄にしないように考えている。自然と一緒に生きていくにはどうしたらいいのか、と考えるきっかけにもなればと思っている」とも話した。

(『ABEMA的ニュースショー』より)

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