【ブンデスリーガ】アウクスブルク0-0ブレーメン(日本時間12月20日/WWKアレーナ)
ブレーメンの菅原由勢が、開始直後にいきなり闘志溢れるプレーで相手を封じ込めた。
日本時間12月20日、ブンデスリーガ第15節、ブレーメンはアウクスブルクと対戦。リーグ戦11試合連続スタメン出場となった日本代表DFがいきなり相手に洗礼を浴びせた。
相手陣内の左サイドで、SBのディミトリス・ヤヌリスがスローインからのリターンを受け、そのままボールを浮かせて縦への突破を図ると、菅原がこれを阻んだのだ。相手がライン際にボールを送り、自身は右から抜け出そうとすると、背番号3はその真正面からぶつかりにいって進路を塞ぎ、クルッと方向転換してボールを回収しに向かおうとする。その際、相手を投げ飛ばすような形になり、ヤヌリスは転倒。審判はすかさず笛を吹いた。
試合開始からわずか21秒で、日本代表DFは両チーム通じて最初のファウルを犯した。ただしそれは、「絶対に通さない」という、相手への宣戦布告のようでもあった。実際、この試合はギリシャ人DFを“完封”する。相手が56分に交代する前で再三にわたってマッチアップを繰り広げ、31分には同じように相手の突破を阻んでファウルを犯すも、菅原は憮然とした表情で対応。もはやヤヌリスの方が意地になっていた。
最後まで突破を許さなかった菅原のプレーには国内外のファンもリアクション。SNSでは「ゴツいな」「イラついてるな」「なんでキレてんの?」「肘なんて当ててないのに」「そこまでの接触に見えなかったけどな」「ヤヌリス言いがかりばっかりつけてくるな」「菅原が大人すぎる対応w」「体でブロックしただけなのに」と、菅原の“完全勝利”を強調していた。
結果的に、この試合はゴールが生まれないまま0―0でタイムアップを迎えたものの、菅原はフル出場を果たし、この日は特に守備面でチームを支えるプレーを示し続けた。(ABEMA de DAZN/ブンデスリーガ)


