ビッグマッチで乱入を繰り返していた“謎のフード男”が、ついに正体を解禁。「長期欠場だったあの男が!」――となるはずが、「誰?」「ジャスティン・ティンバーレイク?」「いや『プリズン・ブレイク』のアイツや…」と、まさかの大喜利大会へと発展した。
【映像】“謎のフード男”が正体を明かす→まさかの人物で変な空気に…
WWE公式Xアカウントが、最新の「RAW」で行われたローガン・ポール対レイ・ミステリオ戦への乱入シーンをピックアップ。先月末の大会に忽然と姿を現し、様々な憶測を呼んでいた“覆面フード男”の正体が、長期欠場中だったオースティン・セオリーであることが判明した。しかし、半年近く画面から姿を消していた影響もあり、会場にはやや微妙な空気が流れた。
試合は、ミステリオがローガンを追い込み勝利目前という場面で暗転。黒ずくめのフード男が乱入し、頭部へのストンプでミステリオを踏みつけてアシスト。この隙を逃さず、ローガンがフロッグ・スプラッシュを決め、土壇場で逆転勝利を収めた。
これまでは無言で姿を消していたフード男だが、この日はローガンと目を合わせ、微妙な間が流れる。しかし直後、ミステリオを救出するためにCMパンクが登場すると、フード男は即座に退散。客席の階段を駆け上がりながら自らフードとマスクを剥ぎ取り、オースティン・セオリーが正体をカミングアウトし、数週間にわたる憶測に終止符を打った。
坊主に刈り上げられた精悍なルックスで強烈なヒール感を漂わせるセオリーだったが、SNS上の反応は辛辣。「知ってたw」「いやー驚いたなぁ(棒)」「予想外だ(棒)」と冷ややかな声が並ぶ一方で、「ジャスティン・ティンバーレイクだ!」「いやエミネムだろ!」とビジュアルいじりの大喜利が発生。日本版中継でも「“プリズン・ブレイク感…”」とツッコミが入るなど、その変貌ぶりに困惑する反応が相次いだ。さらには「長期離脱で顔を忘れられているのでは」との指摘も飛び交った。
会場のリアクションが控えめだったこともあり、「史上最悪の観客の前で正体を明かすなんて…」「無駄なカミングアウトだった」と、演出事態の失敗を嘆く声も散見された。一方で、「ついにセオリー本格プッシュか?」「坊主頭のほうがヴィラン感あっていい」と、新ルックを評価し、復帰そのものに期待を寄せる声も少なくない。
セオリーは今年7月の負傷により戦線離脱し、グレイソン・ウォラーとの名タッグ「A-タウン・ダウン・アンダー」の解消も発表されていた。しかし“未完の大器”として、これまで何度もプッシュの機会を与えられてきた存在だ。今回の乱入は、ローガン・ポール、ブロン・ブレイカー、ブロンソン・リードらから成る実力派ヒール軍団「ザ・ヴィジョン」への加入を示唆する動きとも取れる。坊主頭という新ギミックの採用からも、キャラクター刷新とヒール路線への本気度がうかがえ、年末年始にかけての「RAW」で、メインイベント級ストーリーへの本格参戦は既定路線となりそうだ。
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