これに女性学研究者の田嶋陽子氏は「本当にその通りだと思う。いつも売る側の女性は責められるけど、買う人がいるから売ろうとしてるわけで、絶対におかしい。こういう声が出てきているのだから、きちんと対応すべきだと思う。」とした上で「買うな」と厳しく批判した。
漫画家の瀧波ユカリ氏も同意して「今回は母親とあっせん業者の話が出てきたが、どんな形でもこういうニュースは、男性が不可視化されている。客もそうだし、売春産業は誰がやってるんですか?という話。矢面に立たされて売春として見える顔は全部女性にされている。買う男の人、売ろうとしてる男の人の話をしてほしい」と自身の考えを述べた。
こうした中、売春防止法のあり方について、高市早苗総理は買う側への処罰の必要性に関して検討を行うことを法務大臣に指示するという答弁を国会で行った。
これに対し田嶋氏は「素晴らしい。頑張ってほしい」と評価。瀧波氏は「むしろ今までこういう声がほとんど出てこなかったことに、どうなっていたんだと思う。高市さんには力を入れて、本気でやってほしい」と、今後の法整備への期待を寄せた。
(『わたしとニュース』より)
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