静岡県で夫婦が手首などをテープで縛られ、現金1000万円を奪われた事件で、犯人は住宅の1階の窓から侵入したとみられることが分かりました。
【画像】1階の“無施錠の窓”から侵入か…入念に下見の可能性 静岡・緊縛強盗1000万円被害
80代の夫婦が襲われたのは22日午前1時ごろ。複数の男が事務所兼住宅に侵入し、2階で寝ていた夫婦の手首などをテープで縛った後、現金約1000万円を奪って逃走しました。捜査関係者によると、当時、建物1階の窓の鍵が開いていて、男らはその窓から侵入したとみられることが新たに分かりました。
近隣住民
「いつも一番こちらの（窓が）開いている。お仕事するのにね。昼間開いてる」
現場付近の防犯カメラに映っていた不審な3人組。周辺をうろつき、話し込んだり、事件があった建物を念入りに確認しているような様子が映っていました。22日午前0時半ごろ、不審な3人の人影が鍵の開いた窓の方向に移動している様子が映っています。
110番通報があったのは約30分後の午前1時ごろ。被害男性は犯人に「早く金を出せ」と言われたといいます。
男らの隙を見て通報した、その電話の奥からは犯人とみられる声が聞こえていたといいます。
ほぼ同時刻。事件現場には白っぽい車が現れ、不審な3人組が下りてきます。この車と同じかどうか断定できませんが、事件が起きる前には現場周辺で不審な白い車が目撃されていました。
近隣住民
「車が止まっているなって、ハザードたいて。ブレーキ踏めばブレーキランプで赤くなるんだけど、止まっている状態で、たぶんスモールとか何かにしてて。15分とか、そのくらいは止まっていた。だから自分が家を出て、買い物して帰ってきた時も、まだ同じ場所に止まってた」
逃げた男らはいずれも20～30代で身長170センチ以上の細身。黒っぽい服装に、目出し帽をかぶっていたといいます。警察は男らの行方を追っています。
