都市型ロープウェー
【映像】住宅街の上空を走るロープウェー(実際の映像)
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 フランスのパリ近郊で、地元住民向けの「都市型ロープウェー」の運行が始まりました。世界中で「空飛ぶクルマ」の開発が進む中、「空飛ぶ公共交通」として、一足早く、暮らしを支えています。

【映像】住宅街の上空を走るロープウェー(実際の映像)

神志那諒リポ「私は今、ロープウェーに乗っていますが、ここはスキー場ではありませんし、展望台に向かっているわけでもありません。フランス・パリ近郊の住宅街の上空です」

 パリ近郊の住宅街で今月から運行が始まった「都市型ロープウェー」は、地域住民の通勤や通学などでの利用を想定しています。以前はバスで40分ほどかかっていた、ほぼ平地の4.5キロの区間を18分で結びます。

 キャビンは30秒ごとに到着し、バリアフリーの設計で、乗り降りの際に段差はありません。

神志那諒リポ「防犯対策として、車両には防犯カメラが設置されています。そして、スタッフにつながる非常通報ボタンが両サイドに設けられていて、トラブルが起きた際にすぐに伝えることができます」

地元住民「私は以前から高い所が少し苦手なのですが、これだけ安全なシステムなので、乗っていてとても安心できます。いいですね」「いやあ素晴らしい。空中にいるわけですから、次は地下に行く(地下鉄に乗る)ことになりますが」

 工期は3年と短く、建設費は1億3800万ユーロ=およそ250億円で、地下鉄を延伸する場合と比べ、8分の1のコストで済んだということです。

 世界中で「空飛ぶクルマ」の開発が進むなか、「都市型ロープウェー」が一足早く「空飛ぶ公共交通」として地域住民の生活を支えています。(ANNニュース)

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