
年末年始にかけて増加する空き巣などの窃盗被害で新たな手口です。ターゲットの家に残される「マーキング」といわれる手法が今、デジタル化しているといいます。
【画像】男性は「M」ひとり暮らしは…?窃盗グループ、ローマ字使ってマーキング
下見の情報 窃盗グループに共有
静岡県長泉町で、目出し帽をかぶった男3人が店舗兼住宅に侵入し、現金およそ1000万円を奪って逃走した事件。
被害に遭った住宅の1階の窓の鍵が開いていて、男らがそこから侵入したとみられることが新たに分かりました。
年末年始の今の時期に増える、強盗や空き巣の被害。
こちらは別の事件で、窃盗グループが下見をする様子を捉えた映像です。
フードをかぶった2人が車内から降りてくると、塀にのぼって住宅の中を確認しています。
恐ろしいのは、下見によって情報が窃盗グループに共有されることです。
警察が押収したメモには「夫 50代 出勤時間9時半~」「妻 9時半からパート 家にいることが多い」など、家族構成や帰宅時間、さらには住宅の詳しい間取りまでも記されています。
専門家は、狙われないためには、ある“印”があるかどうか確認しておく必要があるといいます。
住人に把握されないよう手段が巧妙化
年末年始の今の時期に増える窃盗被害。
これは実際の写真です。窃盗グループは、犯行に及ぶ前、シールを貼ったり、石を置いたりしてマーキングしている場合もあります。
HOME ALSOK事業部 松田博充課長
「男性であれば『M』、女性であれば『W』、あと、ひとり暮らしであれば『S』ですとか。そういったローマ字を使ってマーキングをしている」
今は、住人に把握されないよう手段が巧妙化しています。
「最近だとGoogle Mapsやストリートビューで行かなくても現地の様子が見られたりする。そういうものを悪用するケースもある」
下見をオンラインで済ませ、住人の情報を地図アプリで共有するケースもあるといいます。
(「グッド!モーニング」2025年12月24日放送分より)
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