【WWE】RAW(12月22日・日本時間23日/ミシガン・グランドラピッズ)
米マット、女子レスラー対決で日本プロレスへのオマージュとも言える「顔面への連続蹴り」が炸裂。会場大ブーイングの中、一部のファンは「川田だ」「川田か天龍か!」と大盛り上がりだった。
年明けのタッグ王座戦を見据えた前哨戦として、アスカ対リア・リプリーが実現。秋から遺恨が続いているとされる両者だが、アスカは試合中、会場が戦慄するような強烈な蹴りを連発。日本人ファンにはお馴染みの「頭を掴んでチョコチョコ蹴る」“あのムーブ”に、どよめきが起きた。
過去のシングル戦はリアが全勝中。序盤はリアの猛攻で幕を開けた。しかし、打撃主体の攻撃でアスカが盛り返すと、中盤は空気が一変する。アームホイップの行って来いから強烈なヒザ。さらに、座り込むリアの顔面めがけて、アスカが容赦ないステップキックを連打した。
1度ならず、2度、3度と続きなんと16連発。日本のファンからは「川田だ」「川田か天龍か」「川田見れるとは」と往年の川田利明を彷彿させる攻撃に一斉に反応。実際に海外の幾つものレポートでも川田利明が得意とした顔面へのステップキックのシーンをリスペクトを込めて「Kawada Kicks」と言及。WWEのリングで再現された“王道”スタイルに「アスカ姐さん最高」「久々に見た」と大盛りあがりだった。
一方の本国アメリカの会場では当然ながら「シャー」コールもなく、ただただエグい攻撃に会場はドン引き、その凄惨な音が響くたび、蹴りとともに会場からは大ブーイングが巻き起こった。
その試合はリアが猛攻を仕掛けるも、フィニッシャー”リップタイド”など重要な局面ではアスカが回避から打撃連発と一進一退の展開となる。後半には、ピンチのアスカ姐さんをアシストする形でカイリ・セインが満を持して介入。これを見かねた負傷中のイヨ・スカイがリア救援に現れるも、逆にカイリにエプロンへ叩きつけられ腰を痛打。パートナーの異変に気を取られたリアの隙を突き、アスカが背後から”スクールボーイ”で3カウントを奪取した。
これでアスカは対リア・リプリーへのシングル初勝利となり、年明け「RAW」での女子タッグ王座戦「カブキ・ウォリアーズ」対リア&イヨへ弾みを付けた。一方、敗れたリア陣営にとって、イヨの腰の負傷悪化は致命的な懸念材料となった。(ABEMA/WWE『RAW』)
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