傍に控えていた右腕的部下・明石隆之本部長(横山裕)にも構わず、ソファーの上に倒れ込んだ麻生に対して罵詈雑言を浴びせて馬乗りフルボッコ。長年に渡り麻生を擁護し、裏で彼のスキャンダルを揉み消し続けてきた児玉社長は「誰のせいでこんなことになってると思ってるの!お前のせいで会社が追い詰められてるのよ!お前のせいで!お前のせいで!私がどれだけ必死にここまでやってきたと思ってるの!お前のせいで!自分が何をやって来たのかわかってるの!?お前のせいで!」との絶叫と共に、明石から羽交い絞めにされて止められるまで暴力に身をゆだねるのだった。
来年還暦を迎える鈴木による、正真正銘の渾身パフォーマンス。髪の毛を振り乱し、鬼の形相で長身俳優に掴みかかり、カンチが見たら気絶必至の怒りに任せた暴力を炸裂させる。全身全霊のバイオレンスアクションもさることながら、周囲の空気を震わせる力強い発声もあっぱれ。鈴木の小柄なボディの一体どこに、ここまでのパワフルな力が閉じ込められていたのか?平成を代表するトレンディ女優の令和新境地。見逃したら損をする。
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