24日、フジテレビ系列の東海テレビ会長のセクハラ疑惑が報じられていた問題で、東海テレビが会見を開き、経営者として不適切だとして会長職を辞任したと発表しました。一方で、調査委員会はハラスメントの認定はないという結果を公表しています。
【画像】なぜ第三者委員会で調査しなかったのか…東海テレビ・深川常務の回答
小島会長、辞任の理由は？
東海テレビ 林泰敬社長
「報告書においてはハラスメントの認定はなかったが、経営者として不適切な行為があったことを重く受け止め、12月23日をもって小島（会長）は取締役および代表取締役を辞任した」
先月、週刊新潮が掲載した、東海テレビ・小島浩資会長が会食で女性スタッフらに抱きつく写真。
調査委員会の報告書では、女性側が聞き取りに対して「セクハラされたと感じたことはない」などと明言したとして、「セクハラ行為は認められなかった」と結論付けましたが、小島会長が辞任した理由について、林社長は次のように述べました。
林社長
「ハラスメントの認定がなくても、報道機関のトップとしての人権問題に対する認識の甘さは否めない」
問題となった宴席には、林社長も同席。女性に抱きつく小島会長を制止しなかったことについて「認識が甘かった」と反省しました。
林社長
「（Q.認識の甘さというのは個人のことか、企業風土に関係するのか）企業風土には基づかない。個人で判断したことだ」
調査委員会は、東海テレビの常勤監査役の他、弁護士ら3人で構成されています。
東海テレビ 深川辰巳常務
「（Q.第三者のみで構成した第三者委員会で調査する選択肢をなぜ取らなかったか）それは対策本部長の私からお答えする。第三者委員会では調査に時間がかかることが予想される。会社としての対応やコメントが遅くなることが問題だと考えた」
（「グッド！モーニング」2025年12月25日放送分より）
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