ロボット掃除機の代名詞「ルンバ」が経営破綻…「吸引力一強」の失速と中国勢台頭の背景 ABEMA的ニュースショー千原ジュニア,田中萌 2025/12/25 07:15 拡大する かつて東京・神田明神の境内を掃除するロボット掃除機「ルンバ」が注目を集めた。そんな頼もしい存在の「ルンバ」が経営難で身売りすることになった。 14日、ルンバを製造するアメリカの「アイロボット」社が、今月、日本の民事再生法にあたる破産法の適用を連邦裁判所に申請したと発表した。今後はルンバの製造を委託している中国企業が全株を取得し再建に乗り出すことになる。 ロボット掃除機の代名詞「ルンバ」に一体何があったのか。2002年に登場したルンバは掃除の概念を一新させた、まさに「革命」だった。家電ライターの田中真紀子氏は「“吸引力はルンバ”という時代が長かった。床と密着させて(ゴミを)吸い上げる。すごくよくできている」と語る。専門家も絶賛するのは、その「吸引力」だ。田中氏は「緑色のゴムのブラシを使っているが、それがよくできている。通ったところの(ゴミの)取れ方が違う。くっきりと綺麗に(ゴミを)吸ってくれて、それが本当に信頼につながっている」と解説する。 続きを読む